【 組合員のみなさまへ 】
日ごろよりパルシステム商品をご利用いただき、誠にありがとうございます。
古紙配合率偽装の事件発覚以降、パルシステムでは各種の調査を進めてきました。現段階で分かっている範囲でご報告いたします。
今回の古紙配合率偽装事件は、大手製紙企業のほとんどが偽装していて、まさに組織ぐるみで行なわれていたことが明らかとなりました。どんな理由にせよ、地球環境保護を掲げて偽装再生紙を量産することは許されていいはずがありません。この行為は、環境に配慮したくらしや事業を進めている多くの人々の想いや日々の努力を踏みにじるものであり、環境保全の取り組みに力を入れてきたパルシステムとして強い怒りを禁じえません。また一方で、パルシステムとしての管理や点検が至らなかったことにつきましては組合員のみなさまに深くお詫びいたします。パルシステムでは、今後、資源循環型社会をめざして、3R（リデュース、リユース、リサイクル）の取り組みが後退しないよう、努力していきます。
1．組合員のみなさんから回収した商品カタログなどについて
パルシステムが組合員のみなさんから回収した商品カタログなどは、すべて製紙メーカーに納品され、古紙パルプ原料として有効にリサイクルされていることを確認しております。
2．リサイクル商品について
すでにお知らせいたしましたとおり、製紙メーカー4社において、作業指示書や各種の作業日報の調査、製造工程の立会い、証明書の確認などを行い、トイレットペーパー、ティッシュなど、下表の商品につきましては間違いなく表示内容通りに製造されていることを確認しています。
| 商品名 |
商品名 |
| ムーミンBOXティッシュ 150W×5 |
り･さいくりんぐトイレットペーパーシングル細穴 130m×6 |
| り･さいくりんぐティシュペーパー 200Ｗ×5 |
り･さいくりんぐトイレットペーパーシングル太穴 130m×6 |
| り･さいくりんぐ水に流せるポケットティシュ 10W×20個 |
ソフィアタッチ 150W×5 |
| キッチンペーパー 100W×3 |
グリーンキーパーコンパクト 200W×6 |
| トイレットペーパーながもち150（太穴） 150m×6 |
ローヤルローションティシュ 200W×3P |
| り･さいくりんぐトイレットペーパーダブル太穴 65m×6 |
|
 古紙配合率偽装に関する報道について（第2報）
しかし下記の商品につきましては、誌面にて｢表紙；古紙90％、中紙；55％｣と表示していましたが、実際には表示を下回る配合率となっていたことがわかりました（正確な配合率は調査中）。たいへん申し訳ありません。手配が間に合う企画より、古紙配合率の表示を削除いたしました。
キャンパスノート（30枚×5冊･B罫）
キャンパスノート（30枚×5冊･A罫）
キャンパスノート（30枚×10冊･B罫）
キャンパスノート（30枚×10冊･A罫）
3．古紙を使用した包材について
商品の紙パッケージに「再生紙を使用しています」などの表示が記載されているものについても調査を進めています。現時点で、「油処理パックン 500ml 6個入り」の外袋において表示とは異なる古紙配合率だったことが判明しています。
上記の商品および今後の調査で表示と異なる配合率が判明した商品につきましては、表示と同じ古紙配合率に変更する、品質上の都合で変更が難しい場合は表示を削除するなど、速やかな修正お是正を行っていきます。
4．商品カタログについて
1）本誌（｢my kitchen｣｢YUM YUM｣｢kinari｣）ついて
商品カタログ本誌に使用している用紙は、2002年より｢古紙配合率80％｣との約束で、製紙メーカーに製造を委託しており、紙面にも｢R80 古紙配合率80％再生紙を使用しています｣との表示を行っていました。しかし、このたびの古紙配合率偽装問題を受けて調査･確認を行ったところ、80％を大きく下回っていたことが確認されました。
＊2002〜2007年 0.0〜 4.1％
＊2008年1〜2月 10.0〜14.0％
この間、商品カタログに｢R80 古紙配合率80％再生紙を使用しています｣という表示をしてお届けをしてまいりましたが、結果として事実と異なる表示となっていました。深くお詫び申し上げます。
以下の理由から、当面は現行の用紙を継続して使用します。なお、｢R80｣の表示は2月2回より削除させていただきました。
＊緊急に他の用紙に切り換えることは、紙の風合い、印刷の具合、印刷物の仕分け作業適性など、商品案内を製作する上で品質上のリスクが大きいこと
＊国内の大手製紙メーカーすべてが偽装していたことが判明し、他社からの調達についても古紙配合率の問題などが不透明であること
今後、古紙配合率の実態などについて引き続き調査を進め、実現可能な適切な古紙配合率を検討していきます。また新規の調達先の選定につきましては慎重に行なってまいります。
2）その他のチラシについて
現在、調査を進めています。現時点で、「きっちんプラス」、「ムトウ」の一部チラシにおいて、表示とは異なる古紙配合率だったことが判明しています。
＊きっちんプラス 表示していた配合率：70％、実際の配合率：15％
＊ムトウ（一部） 表示していた配合率：70％、実際の配合率：30％
上記の2つのチラシおよび今後の調査で表示と異なる配合率が判明したチラシにつきましては、表示と同じ古紙配合率に変更する、品質上の都合で変更が難しい場合は表示を削除するなど、速やかな修正をおこなっていきます。
5．大豆インキのについて
古紙配合率偽装問題と合わせて、「基準に満たない大豆インキが出荷されていた」との報道がなされた「大豆インキ」についても調査を進めたところ、商品カタログで使用している4色（青・赤・黄・黒）のうち、「黒」インキが基準に満たない製品であったことが判明しました。
3月1回の商品カタログより、「SOYINK」のマークを削除することといたしました。しかし2月3回、4回の商品カタログにつきましては削除が間に合わず、誤表示のままでの配付することとなりました。お詫び申し上げます。
3月1回以降は基準どおりのインキに切り換えましたが、インキメーカーのほとんどが偽装していたことから「SOYINK」マークの信頼性には問題があると判断し、マークは表示しないこととしました。
今後もインキメーカーの調査を進めますが、環境の視点から印刷インキの評価を再検討していきます。
以上
|
