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掲載日:2015年8月31日

台風15号により産直産地が被害を受けています
8月25日(火)から26日(水)にかけて日本国内に上陸した台風15号によって、パルシステムの産直産地にも大きな被害が発生しています。産地の被害状況を報告します。

 台風15号は、8月25日(火)から暴風域に入った九州・中国・四国地方の産直産地で、ハウス倒壊や作物の倒伏などが相次いで発生しました。また、翌26日(水)には新潟県内でも強風によりハウス倒壊や水稲の倒伏および脱粒が発生するなど、作物や栽培施設に被害が発生しています。

 台風被害により、今後、商品のお届けに影響が出る可能性がございます。ご迷惑をおかけしますが、ご理解いただけますようお願い申し上げます。

 現時点で届いている各産地の状況をお知らせします。

■ハウス倒壊などで収穫前の野菜に影響

木が根こそぎ倒れほ場に被害(イシハラフーズ)

 「九州のえだまめ(塩ゆで)」などの原料を生産する宮崎県のイシハラフーズでは、収穫前の枝豆が倒れ、2割程度減産の見込みです。また、倒木によって農道がふさがれ、作業にも影響が出ています。

 「エコ・大葉」や「産直大葉ノンオイルドレッシング」の原料産地でもある熊本県のフレッシュダイレクトでは、大葉生産者のハウス100棟のうち15棟が被害にあいました。ハウス内の作物はほぼ壊滅状況です。復旧にはまだ手が付けられない状況で、さらに大きな被害が判明する可能性があります。

倒伏によってイシハラフーズでは2割程度の減産が見込まれています

 熊本県の主要なトマト、ミニトマトの産地、八代、玉名地域では定植時期と重なり、ビニールがはがれたり、ハウス内部の苗が倒れたりするなどの被害が出ています。被害のあった施設では復旧作業を行っていますが、植え直しなどによって出荷に大きな影響をおよぼす可能性があります。

 福岡県では、JAふくおか八女でアスパラガスのハウスが4棟、鳥越農園も2棟のハウスが倒壊しました。鹿児島県では、露地栽培のオクラ、ゴーヤなどで倒伏するなどの被害がありました。山口県のれんこん産地、岩国れんこん生産者の会は、葉が倒れたり折れたりする大きな被害を受けました。これにより3割程度の減産が予想されています。

■果実、米、うなぎなどでも強風被害

 熊本県では、栗、柿、梨で落果被害が発生しており、収穫直前の栗、梨については、3割〜4割の落果被害報告があります。かんきつ類も、枝折れや倒木、大玉の柑橘では落果が報告されています。長崎県のかんきつ産地も、枝折れや落果の被害あり、1割以上の倒木被害がある生産者もいます。

 福岡県でも、収穫直前の梨、いちじくで、落果とスレ・キズによる被害がありました。また、みかんでは、若木中心に倒木や枝折れがあり、400t以上の被害が想定されています。イチゴ産地でも、一部で苗作り用ハウスが停電し、今後影響が出る可能性があります。キウイでは葉が破れるなどの被害が想定され、減産が見込まれます。

 米産地のJAささかみ、JA北蒲みなみでは、強風によってハウスの倒壊や一部家屋に被害が発生しています。水稲では倒伏、脱粒(穂が吹き飛ぶ)、変色(白穂、黒穂)が確認されており、品種を問わず全体の収穫量に影響が出る見通しです。

 うなぎ産地の大隅地区養まん漁協は、かば焼きを製造する第一工場の屋根にあるダクトカバーが飛ばされました。生産者もハウスのビニールが破れた棟がありました。




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