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掲載日:2015年6月4日

「福島の子どもたち保養プログラム」を山形で2回開催
親にとっても情報交換の場に
パルシステムは、4月から5月にかけて2回、福島県内に住む家族などを対象に「山形週末保養」を実施しました。子どもたちは放射能の心配を気にせずのびのび遊び、親どうしも交流を楽しみました。

■原発事故によるストレスを軽減する保養活動

 パルシステムは、東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所の事故で被害にあった地域を支援する活動を続けています。その一環として、組合員のみなさんからポイントカンパを募り、福島県在住のみなさんに遠隔地で一定期間過ごしてもらう保養企画を実施しています。

福島県内には、いまも放射線量の比較的高い地域があり、子どもたちの免疫力を高めるためには、遠隔地保養は欠かせません。短期間での保養で被曝低減とはなりませんが、子どもはもとよりその保護者のストレス軽減には大きな効果があることがわかっています。短期間でもより多くの人に参加の機会を提供する必要があります。

パルシステム連合会と会員生協では2014年に17回のプログラムを企画し、合計465名が参加しました。2015年度も引き続き実施していきます。

外でおもいきり体を動かしました!

■もちつきやソーセージ作りを体験

 4月25日(土)、26日(日)の両日には、山形県川町で「山形週末保養」が行われ、7家族20名が参加しました。産直産地の米沢郷牧場や地元NPOなどの協力により、もちつきや上杉城址見学のほか、パル・ミート山形工場職員によるソーセージ作りとパン焼きを体験しました。

参加のなかには、原発事故後すぐに北海道に避難し、現在、山形県米沢市で避難生活を送っている親子もいました。北海道で生活しているときは、頻繁に父親に会えず、子どものストレスにもなっていたそうです。避難生活を送っていて福島県に戻ることを考えている家族と、避難したかったが福島県に残っている家族が出会い、情報交換できる場となりました。

参加者の声
「子どもたちが自然の中でのびのびと遊んでいる姿を見られてうれしかったです。昔ながらの遊びや土遊び、泥遊びなど楽しそうでした」
「初めて保養に参加しました。学校だった場所ということもあり、一緒に寝ようと言ってワクワクしていました。虫が苦手な子どもも、大きなお兄さんにまざって虫をながめたり、走り回ったりする姿を見られてうれしく思います」

みんなでもちつきを体験

手作りソーセージに興味津々

まだ残る雪で遊びました

■周辺には生きものがいっぱい

 山形週末保養は5月16日(土)、17日(日)の両日も、川西町で行われ、4家族13名が参加しました。福島市内の小学校の運動会と日程が重なってしまい参加人数は少なめでしたが、子どもたちはすぐに仲良くなり、おもいきり外遊びを楽しみました。

宿泊した「おもいで館」周辺には用水路や小さな公園があり、校舎の周りの水路では、アカハライモリやタガメ、ドジョウなど多くの生き物を観察しました。子どもたちは、生き物捕りに没頭し、大人は周辺を散歩しながら山菜取りをしました。

子どもたちにはできるだけ生きものや土や草花などの自然に触れてほしいと考え、山形週末保養は食事以外ではイベントを用意しないようにしています。自然の中でのびのびと生きものや草花で遊ぶ子どもの姿を少し離れたところから保護者が微笑んで見守る――そんなゆったりした時間を過ごしています。


参加者の声
「年齢制限がないので他の行事に参加できない方が来られて、お母さんはよかったと思います。食事も楽しみです」
「孫も本当に外遊びができ喜んでいます。私もリフレッシュできました」
「色々お話や情報を知り、とてもよかったです。子どもたちも外でたくさん遊ぶことができました」

たくさんの生きものを見つけました

屋外でのバーベキューは格別

調理時の雑談は大事な情報交換の場




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