■支持を集めた取り組みの成果を共有

200名を超す参加者で会場は満員に |
2014年度よりパルシステムが展開している「『ほんもの実感!』くらしづくりアクション」は、「消費者一人ひとりの“選択”こそが世の中を変える力を持つ」という呼びかけのもと、パルシステムの「商品づくりの基本」に基づいて作られた商品(=ほんもの)の利用を広げる運動です。
商品を通じて、食のあり方や安心・安全、食料自給率などについて考えながら、以下3つのテーマに沿って行動してきました。
- 「ほんもの」を選ぶことで世の中が変わる!
- 「ほんもの」をつくる生産者・メーカーと会おう、話そう!
- 「ほんもの」をおいしくムダなく使いこなそう!

関係団体へ感謝状などを贈呈しました |
具体的には、パルシステムの商品づくりを体現しているPB商品や、産直原料使用商品、組合員開発商品を中心とした学習会を、職員や組合員と重ね、商品のよさを広く伝える取り組みを行ないました。2月28日(土)、今年度を総括し成果を関係者で共有するために、東京・港区のホテルJALシティ田町で「『ほんもの実感!』くらしづくりアクション2014感謝の集い」を開催しました。パルシステムグループ役職員、組合員、取引先メーカー、生産者など210名が参加しました。
冒頭、石田敦史・パルシステム連合会専務理事は「パルシステムの商品が、理念を表現したものであることを説明するのには時間がかかります。しかしこの取り組みによって、組合員の言葉で伝え、伝わり、その成果が実績にも現れました」と関係者のみなさんに感謝を述べました。また吉中由紀・パルシステム商品委員会委員長(パルシステム神奈川ゆめコープ理事長)は「現場の配送職員など、学習会に参加した人数は1万人を超えました。商品の利用による社会づくりを、一人ひとりの組合員が主役となって実践することを職員がサポートする、という体制が小さな花を咲かせました」とし、引き続きの協力を呼びかけました。対象商品は1月までの累計金額で前年比107.2%と高い支持を集めています。

運動に貢献した生産者・メーカー、センターを表彰 |
■次年度も協力し、さらに運動を浸透
式中、会員生協のセンターからの取り組み事例報告、取引先であるメーカーや生産者への感謝状の贈呈、運動の広がりに貢献したセンターへの表彰などが行なわれました。また対象商品を材料にした料理がビュッフェ形式でふるまわれ、おいしい香りが漂うなか、和やかな雰囲気で進行しました。場内には会員生協の商品展示会で寄せられた「食材・ムダなし!調理の達人宣言!」が掲示され、組合員のくらしの工夫や今後の目標が会場を演出しました。
最後に渋澤温之・パルシステム連合会商品開発本部長は「生協は学びあい、それを人に伝えることができる組織です。この強みを活かさないともったいない。来年度も関係者のみなさんと協力して、運動をさらに浸透させられるようすすめていきたいです」と次年度を展望しました。

組合員から寄せられた「ムダなし宣言 |

対象商品のビュッフェは大好評 |
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