●「“食べる”ことは“生きる”こと」を伝えます
新年あけましておめでとうございます。
2014年、パルシステムは「『ほんもの実感!』くらしづくりアクション」をテーマに、「“食べる”ことは“生きる”こと」として、おいしくて使いやすく、作り手とのつながりや持続可能性を重視した商品、そしてそれを「消費する力」をあらめて訴えかけました。
職員はもとより地域での商品学習会を重ねたことで、多くの共感と高い評価をいただくことができました。素材にこだわり、産地とのつながりによって生まれた商品を選んで購入することが、食料自給率の向上にとどまらず、地域の経済を活性化させ、自然と共生する持続可能な社会づくりに貢献しています。こうした協同の輪の広がりは、みなさまのご理解とご協力がなければ成り立ちません。心より御礼申し上げます。
政府の経済政策では、株高などで経済的に潤った人がいた一方、多くの人が消費税率増税や円安に伴う物価高により負担が増しました。また、そんな社会情勢に追い打ちをかけるように、大型台風や竜巻、集中豪雨、地震と、自然災害も相次ぎました。こうしたなか、協同組合の役割は、ますます求められていくでしょう。
2015年もパルシステムは、TPPに代表される世界的な経済優先の流れや、原子力発電の再稼動について多くの団体と連携しながら、対抗軸を築き、よりよい社会と自然環境を次世代に引き継ぐための活動を続けていきます。東日本大震災から4年目をむかえようとしている被災地のみなさんに寄り添い、生産と消費するみなさんとつながり、健康で豊かな人生と地域社会を目指します。
そのためにも、より多くのみなさまの声を受け止め、私どもの理念である「心豊かなくらしと共生の社会を創ります」を旗幟鮮明に、食と農を基本とした協同の社会づくりに挑んでいきます。
パルシステム生活協同組合連合会
理事長 山本伸司
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