パルシステム連合会は、12月11日(木)から13日(土)の3日間、東京・江東区の東京ビッグサイトで開催された「エコプロダクツ2014」に出展しました。ブースでは、パルシステムと産直産地が取り組んでいる「農薬削減」「土づくり」など、環境に配慮した「米づくり」を紹介しました。
■産直米の魅力を環境の視点から

「こんせんくん」が目印パルシステムブース |
パルシステムのブースのテーマは「パルシステムの産直米」。パルシステムの産直産地が実践している「苗づくり」から「稲刈り」「出荷」までの流れを一般の例と比較して説明し、約5,000名の来場者が訪れました。
パルシステムでは、1997年より、生産者と組合員が一体となり、農薬の総量を削減することを目的とした独自の取り組み「農薬削減プログラム」を行ってきました。環境や人体への影響を第一に考えているのが特徴です。今年、さらに厳しい基準へ改定して運用を始めており、生産者とともに、さらなる農薬削減技術を高める努力と研究を続けています。

説明を受けて問題に答えるクイズラリー |
ブース内では、2つのコーナーでスタッフがパルシステムの取り組みを説明し、クイズを出題しました。正解でもらえるスタンプがそろうと、産直産地の三皿園(愛媛県)で収穫された有機栽培のみかんをプレゼントするクイズラリーを実施しました。先着150名限定で配布したボールペンはあっという間に終了する人気でした。
■「もう1杯ご飯を食べよう」と呼びかけ
昔の農村風景をイメージして、収穫した稲わらを天日乾燥させる「はさがけ」を展示し、案山子とともに再現しました。またパルシステムの米袋を産地一覧で展示し、それぞれの産地にゆかりのある生きものをデザインしていること、田んぼの生物多様性を重視するパルシステムの姿勢などを説明しました。各地の米生産者もゲストで登場し「未来の環境と食を守るために、もう1杯ご飯を食べて欲しい」という呼びかけに、大きくうなずく参加者の姿も多く見られました。
このほかブース内では、家庭のエネルギー使用量を分析して無理のない省エネ生活を提案する「うちエコ診断」についても紹介しました。

出口には生産者へのメッセージがいっぱい |

秋田JAこまちの女性米生産者の話に聞き入る参加者 |

「はさかけ」と案山子 |
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