■新米を味わい学ぶ産直ごはんの日

5品種の新米を食べ比べました |
パルシステムの産直生産者と生協、組合員でつくるパルシステム生産者・消費者協議会は、11月25日(水)、東京・新宿区のパルシステム連合会東新宿本部で「産直ごはんの日」を開催しました。パルシステムグループと関係会社の役職員181名が参加し、新米ごはんの食べ比べや、生産者との座談会を通じて、パルシステムの産直の理解を深めました。
3回目の開催となる今回は、昨年同様、10産直産地で収穫された米5品種をお椀に盛る形式で、産直原料を使用した商品を中心にした副菜が用意されました。また、今年は「産直ごはんの日」用のオリジナルデザインパックを含む、各産地の少量パック米を展示即売しましたが、好評につきすべて完売となりました。
■今年も企画を喜ぶ声が続々

生産者が説明しながら提供 |
参加した職員からは「産地や品種ごとに味が違うのを実感」「梅干しを食べたあとは、新米の甘みがさらにひきたちました」「冷めてもおいしいので、おにぎりにしたい」「産地の話をうかがいながら、生産者の方と食べる新米はまた格別の味わい」などの、声が挙がりました。
会場では収穫から出荷までを産地で撮影した動画が放映され、秋田・花咲農園の戸澤藤彦さんが、さまざまな人の手を介して食卓まで届けられていることを説明しました。また当日は斑点米(※)について考える機会にしようと、斑点米を混ぜて炊飯し、試食もしました。
※米がカメムシの食害にあうと粒が黒っぽく変色し、これが「斑点米」と呼ばれます。味に変化なく、健康上の問題はありませんが、斑点米が多いと等級が下がり、取引価格に影響します。斑点米を減らすために農薬を使用することにもつながることから、こうした格付け制度を疑問視する声があります。
■「食べ比べた反応が楽しみ」と生産者
今回用意されたお米は、コア・フードやエコ・チャレンジのもの。コア・フードは、パルシステムのトップブランドで、厳しい品質基準はもちろんのこと、環境保全や資源循環への取り組みに励んでいる商品のみが認証されます。農産物では、有機JAS認証を取得・または有機に準じた栽培方法で生産された青果や米がそれにあたります。エコ・チャレンジはパルシステムの定めた「農薬削減プログラム」を実践し、除草剤や土壌くん蒸剤を使わず、化学肥料も減らして栽培されたものです。
この日、早朝の新幹線で出向いたというJA秋田ふるさとの生産者・博田強さんは「今年は米価が下がり生産者は落胆しています。だからこそ、それぞれの産地の思いが伝わる機会になればと思っています。産地ごとに食べ比べた反応が楽しみです」と話しました。他の生産者からも、職員との交流や他産地米を食べる機会を喜ぶ声、そして早くも来年に向けた意気込みを語る姿が見られました。
●参加10産地
商品名 |
産地 |
秋田県 |
花咲農園
オーリア21
JA秋田ふるさと
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山形県 |
庄内協同ファーム
庄内たがわ
JA山形おきたま |
新潟県 |
JAささかみ
謙信の里
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千葉県 |
ちば緑耕舎 |
宮城県 |
JAみどりの |
●「産直ごはんの日」メニュー
メニュー |
産地 |
5種類の白米 |
コア・フード秋田あきたこまち コア・フード山形つや姫 コア・フード新潟こしひかり コア・フード千葉こしひかり コア・フード宮城ひとめぼれ |
お味噌汁 |
PB商品:国産具材のおいしい味噌汁(フリーズドライ) |
梅干し |
大紀の南高梅干(大紀コープファーム/和歌山県・奈良県) |
焼き鮭 |
北海道漁連・野付漁協 |
卵焼き |
卵(菜の花エッグ/千葉県) |
漬物 |
産直野菜で作った糖しぼり大根(グリーンリーフ/長野県)
そのほか、佐原農産物供給センター「農め〜くくらぶ」(千葉県)手作りの漬物数種
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みかん |
おても会(熊本県) |
【関連リンク】
パルシステムの産直って?

産地撮影の動画を放映し、生産者が説明 |

アンケートに答えるとみかんがもらえます |

毎年人だかり!庄内協同ファーム・小野寺喜作さんによる来年の干支・ひつじのわら細工 |

達人の技。上から見るとハート |

新米のおいしさひきたつ素材 |
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