パルシステム特別協賛映画「無知の知」は、東京電力福島第一原子力発電所事故に関わるさまざまな人たちへ、石田朝也監督が敢行したインタビューをまとめたドキュメンタリー映画です。パルシステムでは、事故にかかわる多くの声を集め、情報提供する活動に賛同し、特別協賛しています。
東京・中野区の「ポレポレ東中野」では11月1日(土)から公開しており、今後は全国の劇場でも順次公開される予定です。
■監督の背中押す発言に「そうだっけ?」

映画にない撮影秘話などを披露 |

会場外には観客からの感想が多く寄せられていました |
石田朝也監督と、本作エグゼクティブプロデューサーでもあるパルシステム連合会の松本典丈企画担当執行役員とのトークライブは11月13日(木)、映画上映後の特別企画として開催されました。
対談では、石田監督は、2人の初対面時のエピソードについて「『1つだけ条件があります。苦しんでください』と言われました。それで(撮影を続ける)覚悟ができましたし、結果的にひたすら悩み、苦しみぬきました」と披露。これに対し松本執行役員は「あまり覚えていません」と回答し、会場が笑いに包まれる場面もありました。
映画では、原発にかかわる数多くの人へインタビューしています。「印象に残った人は」との質問に対し、石田監督は「政治家より、仮設住宅でくらす人に話しかけるときのほうが緊張しました。初対面でいきなり20分くらい怒られ、何もできずに帰ったこともあります。でも、打ち解けると『知ってほしい』という思いが伝わってきました」と明かしました。
観客からの発言では「監督の人柄で話す人も心を許していると感じました。『知りたくない』ことも知れてよかったです」「今後も続編を期待しています」などの声が上がりました。石田監督も「いろんな感想が寄せられますが、少なくとも福島へは通い続けます」と、次作への意欲を示しました。
●パルシステムのエネルギー政策
パルシステムは2012年1月、パルシステムエネルギー政策を制定しました。エネルギーの使用を「減らす」、原子力発電を「止める」、エネルギーをすみやかに再生可能エネルギーへ「切り替える」の3つを進め、生活者が自らの意思でエネルギーを選択できる社会をめざします。
【関連リンク】
パルシステム特設サイト(監督インタビューなど掲載)
原発事故をめぐる福島の「いま」を伝える
「無知の知」公式サイト
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