本文へジャンプ
ここから上部共通ナビゲーションです
パルシステムのトップへ戻る
パルシステムのトップへ戻るパルシステム加入のご案内トップページへ資料請求する(資料請求フォームが開きます)お問い合わせ一覧ページへサイトマップへ
ホーム > ニュース一覧 > ニュース
ここから本文です

ニュース 目次に戻る



掲載日:2014年11月11日

パルシステム生消協が青年農業者交流会を開催
輸入農作物の管理実態に学ぶ国内農業の意義
パルシステム生産者・消費者協議会は2014年11月6日(木)〜7日(金)、青年農業者交流会を開催しました。全国の産直産地から生産者が集まり、輸入農産物(加工用)の保管状況・管理実態を学び、グループワークを行ないました。

横浜港、輸入食品保管庫を視察

輸入食品の現状を学びました

■国内農業が果たす役割を確認

 パルシステム生産者・消費者協議会(生消協)の青年農業者交流会が、11月6日(木)〜7日(金)の2日間にわたって開催されました。青年農業者交流会は、パルシステムの産直産地の今後を担う若手農業者の学習・交流のために設けられている機会です。今年は全国各地から80人の生産者が集まりました。

 1日目は世界中から輸入食品の原料が集まる横浜港で、輸入農産物(加工用)の保管状況・管理実態の視察を行ないました。奥村芳明氏(港湾労働組合執行委員長)の案内と説明により、港湾内の倉庫を視察し、常温のテント倉庫の内外で、数年にわたって簡易容器で保管されているにもかかわらず、腐らずにいる茄子や大根、葉とうがらしなどの輸入塩漬け野菜を目の当たりにしました。

 「日本では輸入食品が港に野積みで管理されていることもあります。食品衛生法に適合した、食品検疫における検査率はきわめて低く、これらが加工品の原料として使用されているのが現実です」(奥村氏)。また今回の視察がTPP(環太平洋連携協定)を念頭に企画したことをふまえ、参加した生産者に対しては「かつて“瑞穂の国”といわれた日本の自給率は4割を切っており、日本の農業者は国民の健康と安全、命と地域経済を守っていると考えます。近い将来、世界的な穀物危機が到来するといわれるなか、国内農業の維持・発展は、日本の主権を守ることにつながるのでは」とエールを送りました。


■若い生産者同士で意見交換と交流

 2日目は前日の視察をもとにグループワーク、意見交換を行ないました。生産者からは、国産の安全性を再認識する声や「生産者同士で意見交換することにより、自らの産地の強みをあらためて知る機会になりました」といった意見が上がりました。
 生消協の五十川賢治幹事(北海道・大牧農場代表)は「生産者としては、TPPをはじめ輸入農産物の脅威が消え去ることはありません。安易に価格競争の道を選ぶのではなく、今まで同様、安心安全な農産物の生産を続け、こだわりと自信をもってパルシステムに供給していきましょう。生産者の思いはきっと組合員に届くはず」と今回の交流を踏まえ、組合員を巻き込んださらなる連帯強化を呼びかけました。



このページの上へ戻る