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掲載日:2014年8月8日

恩納村美ら海産直協議会「海人」交流を開催
試食やサンゴの苗づくりを通じ海人と交流
パルシステム連合会や沖縄恩納村漁協などで構成する「恩納村美(ちゅ)ら海産直協議会」は8月4日(月)、東京・新宿区の東新宿本部で「『海人(うみんちゅ)』交流」を開催しました。恩納村漁協から生産者の「海人」を招き、協議会の活動を紹介しながら役職員と交流しました。

■生産者手作りの郷土料理を試食

交流のようす

 パルシステム連合会は2009年、沖縄県・恩納村と恩納村漁業協同組合、もずく加工メーカーの(株)井ゲタ竹内とともに「恩納村美(ちゅ)ら海産直協議会」を設立しました。もずくを中心とした産直活動を通じて、恩納村漁協がすすめている環境保全活動に一緒に取り組んでいます。また、サンゴの苗づくり体験や生産者との交流などが行える恩納村漁協との産地交流も実施しています。

 交流会には、恩納村漁協の生産者、職員のほか、井ゲタ竹内、パルシステムグループの役職員およそ60名が参加して開催されました。開会に先立ち、もずく、海ぶどうなど、パルシステムで取り扱っている商品をつかった生産者のみなさんによる手作りの沖縄料理を試食しました。


■商品の利用でサンゴが産卵するように

恩納村のもずくや沖縄の郷土料理などを試食

 続いて、恩納村漁協と井ゲタ竹内から、もずく生産とサンゴ植え付けについての説明や「里海づくり」をはじめとした協議会の活動が紹介されました。協議会設立以降、パルシステムでは組合員のみなさんへポイントカンパを呼びかけているほか、商品利用に応じて一定の金額を出し合い、サンゴの植え付け活動に取り組んでいます。

 サンゴは、もずくを養殖するうえでも海の生態系を守る役割を果たし、欠かせない存在です。協議会では2010年度から植え付けに取り組み、2013年度までに5,300本、14年度も1,000本を植え付けします。植え付けの技術は年々向上しており、サンゴの生存率は99%に達しました。13年には、植え付けされたサンゴが初めて産卵、14年も6月に確認されました。


■豊かな海の恩恵をいつまでも

 井ゲタ竹内では、もずく生産の品質向上のため品種ごとに評価基準を設け、優秀者を表彰するなど生産者の意識向上にも努めています。恩納村漁協の生産者は「協議会が設立されて以降、なお一層、生産者どうしの連帯が強まり、助けあうようになりました」と話しました。

 参加者からは「もずくの栄養や効果」「もずくのおいしい食べ方」「地元の浄水状況について」などの質問が挙がりました。もずくにはカルシウムが豊富に含まれており、またフコイダンなどの食物繊維には体内バランスを整える効果があること、地元では天ぷらや麺類の具として親しまれていること、厳しい基準で下水を管理している恩納村では昭和40年代より漁協が地域をリードして環境運動に取り組んできたことなどが紹介されました。

 会の最後には、サンゴの植え付けに用いる台に参加者がそれぞれメッセージを記しました。豊かな海の恩恵をいつまでも受けられるよう、パルシステムはこれからも、美ら海づくりの活動を続けていきます。


サンゴの植え付け用プレートにメッセージ

生産者、メーカーのみなさん






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