■「パルシステム・イノベーション」の3カ年に

全議案が可決承認されました |
パルシステム生活協同組合連合会は6月23日(月)、東京都豊島区のホテルメトロポリタンにて「第32回通常総会」を開催し、2013年度事業活動報告ならびに決算報告、2014年度事業計画と本年度からスタートする第7期中期計画など6議案が、会員生協から選出された代議員によって審議されました。
開会に先立ち、山本伸司理事長は「震災復興はじめ原発事故、TPP、平和にかかわる問題など、社会的課題があふれており、いまこそ協同組合の価値が求められていると感じます。信頼の上に立ちながら、多様性のある自然、社会をつくっていきましょう」とあいさつしました。
その後、来賓として日本生活協同組合連合会の浅田克己会長、東京都生活協同組合連合会の伊野瀬十三会長理事、パルシステム生産者・消費者協議会の香取政典代表幹事、パルシステム協力会の畑山敏也会長がそれぞれあいさつしました。
総会は、提出された各議案を審議し、全6議案が全会一致で可決承認されました。2014年度から始まる3カ年計画、第7次中期計画の重点方針は、以下の通りです。
(1)組合員活動の活性化を進め、活動や商品づくりを組合員や社会に伝え、共感を得ることを最大の課題とします。
(2)組合員一人ひとりの生活に対応した商品、情報、事業の仕組みを開発し提供します。
(3)総合福祉の推進とともに、地域社会の課題解決に取り組みます。
(4)中長期ビジョンに基づく人材育成と人事の活性化を推進します。
■総会後「脱原発宣言」を採択
また総会終了後には白川恵子・パルシステム連合会エネルギー政策推進委員会委員長(パルシステム連合会理事、パルシステム山梨理事長)から「脱原発宣言」が読み上げられ、満場一致の拍手で採択しました。宣言全文は以下の通りです。
パルシステムの脱原発宣言
私たちは、東京電力福島第一原子力発電所事故を機に原発の恐ろしさについて再確認しました。
失われた命、傷つけられた心とからだ、破壊されたコミュニティ、分断された絆、つきまとう不安、未解決なままの核廃棄物処分、世界中に拡散する汚染…とりかえしのつかないそれらはしかし、すべて予見されていたものでした。
だからこそ反省をこめて今、私たちパルシステムは未来に大きな負荷を残す原発との訣別をここに誓い、脱原発を宣言します。そして自ら省エネルギーを実践し、再生可能エネルギーを生み出し持続可能な社会を創っていきます。
パルシステム生活協同組合連合会
第32回通常総会
2014年6月23日
【パルシステム生活協同組合連合会 第32回通常総会】 日時:2014年6月23日(月)13:30〜17:01
会場:ホテルメトロポリタン(東京・池袋)
出席:当日本人出席代議員50名、委任出席0名、書面出席0名
議案・採決結果:
第1号議案 2013年度事業報告、決算報告、剰余金処分案承認の件
◆反対 0票、賛成 48票、可決。
第2号議案 2014年度事業計画及び予算決定の件並びに第7期中期計画(2014年度〜2016年度)決定の件
◆反対 0票、賛成 48票、可決。
第3号議案 定款一部変更の件
◆反対 0票、賛成 48票、可決。
第4号議案 公認会計士監査規約改定の件
◆反対 0票、賛成 48票、可決。
第5号議案 監事監査規則改定承認の件
◆否認 0票、承認 48票、承認。
第6号議案 議案決議効力発生の件
◆反対 0票、賛成 48票、可決。
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