パルシステム山梨の富士五湖センターでも屋根近くまで積雪が |
2月8日(土)、14日(金)と2週にわたって続いた大雪の影響で、山梨県を中心とする産直産地で大きな被害が出ました。1回目の大雪でのダメージから回復しないなかで、翌週の湿った雪と暴風によりハウスの崩壊などの影響が大きく出ています。また、保管庫がつぶれている産地もあるもようです。
今後も注文いただいた商品をお届けできず、ご迷惑をおかけしますが、ご理解いただけますようお願い申し上げます。
現時点で届いている各産地の状況をお知らせします。
■ハウスや鶏舎が多数倒壊も鶏は無事(白州)
山梨県にあるコア・フードの野菜およびたまごの産地、白州森と水の里センターでは、野菜ハウスや平飼い鶏舎の倒壊が相次いでいます。ハウスは、屋根のビニールを切ったり、断続的な雪下ろしをしたりしましたが、降雪のスピードに間に合わず、倒壊しました。
鶏舎は倒壊したものの鶏たちは無事で、生産者のみなさんは、鶏がおとなしくなる日没後に、別棟へ移動させたそうです。このほか、たまごをパックする作業所や資材置き場なども倒壊しています。雪が腰以上に積もっており移動ができず、敷地内にはいまも近づけないハウス、鶏舎があります。
倒壊したハウス |
鶏舎の屋根の下で鶏たちは無事でした |
■雪が深くいまだ畑に入れず(御坂うまいもの会)
山梨県にある果樹の産地、御坂うまいもの会では、ハウスなど施設がほぼすべて倒壊しました。雪が深く腰まであるため、いまだ畑に入れない状況で、正確な被害がつかめていません。
ただ、遠くから確認した印象では、剪定の終わった木々に関しては、なんとか被害を免れているようです。現在、雪かき作業を行い、全体の状況把握を準備しています。
■育苗ハウスも潰れ春の栽培に影響(野菜くらぶ)
育苗ハウスの損壊で栽培に影響が |
群馬県の野菜くらぶでは、前橋のにら、きゅうりのハウスがほとんど倒壊してしまいました。また、昭和村のレタス生産者の育苗が始まっていたのですが、こちらもハウスが倒壊したことで、春のレタスに影響が出そうです。
ブロッコリーについても、育苗ハウスが倒れた生産者がおり、今後出荷に影響しそうです。資材置き場をハウスにしていた生産者は、資材や機械が埋もれてしまい、作業ができない状況です。
このほかの産地でも、降雪でほ場に入れなかったり、凍結で収穫できなくなったりする被害が発生しています。
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