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掲載日:2014年1月1日

年頭のごあいさつ

●健康で豊かな地域社会をめざします

新年あけましておめでとうございます。


 2013年は、大型台風や竜巻、集中豪雨、地震と、自然災害の続いた年でした。パルシステムでは、支援の一環として被害にあわれた地域に対するカンパなどを呼びかけました。そのたびに、多くの組合員のみなさまから寄付やご支援をいただきました。あらためて御礼申し上げます。

 東日本大震災の復興支援では、東北3県を対象にした「“食べる”で支えあう」企画が、全国の生協でトップの利用実績となりました。これは、みなさまが自分だけでなく地域や社会で困っている人々とのつながりを大切にしている気持ちの表れと感動しています。

 パルシステムには、PB商品を中心に長く愛されている商品がたくさんあります。目新しさや売れ筋を狙う品ぞろえとは一線を画し、本当においしいもの、素材のよさを生かした商品づくりを心がけてきました。これは、食のプロである産直産地やメーカーのみなさんたちのおかげでもあります。

 田んぼや畑、海にこだわる産直運動、そこから生まれる原材料へのこだわりが、素材を生かし、添加物に頼らない商品を実現しています。食べ物を大切にし、作る人と作る環境、食べる人と、食べる環境を本来の自然と共生する持続可能なカタチにしていくこと。その協同の輪によるものです。みなさんの支持と参加によって可能となった、長いお付き合いです。

 2014年もパルシステムは、よりおいしい食べ物を確保し、生産と消費するみなさんとつながり、健康で豊かな人生と地域社会を目指します。そのためには、多くのみなさまの声を受け止め、つなぎ、よりよい協同をつむぎあうことが必要です。

 生産と消費、農と食が通じ合う、食と農と自然・再生エネルギーとケアの自給、地域コミュニティの心豊かな社会づくりへ――。これからも果敢にチャレンジしていきます。


パルシステム生活協同組合連合会
理事長 山本伸司






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