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掲載日:2013年2月15日

小田原で「手作り梅干し交流品評会」を開催
梅干し1粒にいろんな思い出が詰まっていました
パルシステム連合会は2月11日(月・祝)、神奈川県小田原市の梅の里センターで「第7回手作り梅干し交流品評会」を開催しました。98点の応募から組合員とその家族17組53名を招き、梅の産直産地の生産者などによる最終審査、および表彰式を行いました。

■12歳から82歳まで幅広い応募

参加者で記念撮影

 パルシステムでは家庭で作る手作り料理を呼びかけており、毎年6月の梅の時期に商品カタログやインターネットサイトを通じて「手作り梅干し」を提案しています。材料を商品として企画するだけでなく、ウェブコンテンツ「梅フェス。」や梅の生産者やベテラン組合員による「手作り梅干し電話相談」などで、初心者でも梅干しが漬けられるよう情報提供しています。

 7回目となる「手作り梅干し交流品評会」は、2月11日(月・祝)、パルシステムの梅の産直産地、ジョイファーム小田原(神奈川県)の地元、小田原市梅の里センターにて開催。最終選考会に選ばれた25家族を招待し、ジョイファーム小田原と大紀コープファーム(奈良県)の生産者などが集まり大賞、部門別優秀賞などを決定しました。

 審査員紹介では、梅作りや梅干し作りのプロである生産者たちが「自分たちのつくった梅がどんなふうに漬けられたか興味があります」「梅干し作りのエピソードを読み、作り手の顔を見るのが楽しみでした」などのあいさつがありました。


■「お母さんの味」作りたくて挑戦

審査の様子

 開会後さっそく、入選者1人ひとりがエピソードを交え自己紹介しました。「母から漬けてみたらと言われて挑戦しました」「母が他界したことで、味をつないでいきたくて」「娘が小さい手で、ヘタ取りやシソの葉取りを丁寧に手伝ってくれました」など、話のなかに「お母さん」「祖母」「娘」というキーワードがあふれ、梅干しを手作りすることで食文化が伝承されていることが垣間見えました。

 また「パルシステム配送センター(12カ所)対抗手作り梅干し選手権」を実施したパルシステムの委託配送会社、(株)ロジカルの代表5名も参加しました。ふだんパルシステムの商品を届けている配送担当者たちが、手塩にかけ漬けた自慢の梅干しが紹介されました。「手作りの楽しさを自分たちがまず体感し、それを組合員のみなさんへ伝えていきたいです」と力強く話しました。

 その後、入選者は持参した自慢の梅干しを前に、審査員やほかの参加者に自分の梅干しをアピール。審査員からのアドバイスへ熱心に耳を傾ける姿があったほか、参加者同士で情報交換したり、入念に試食する人など、梅干し作りへの真摯な姿勢が会場にあふれていました。

 昼食を経て、審査結果を協議する間、参加者は、会場近くで開催されている「流鏑馬」や「小田原梅まつり」の見学に出かけ、地域の人や文化に触れました。


■くらしの物語に出会える場

受賞者のみなさん

 いよいよ審査結果の発表です。大賞、優秀賞のほかに努力賞・特別賞のパルシステム賞など、計7名が選ばれました。審査委員からは「甲乙つけがたく、次の2点で評価しました。1つは、パルシステムが提供している漬け方で漬けたもの(条件をそろえた)。もう1つは、最終的にみんながそろって『おいしい』『また食べたい』と思ったものです」と説明がありました。

 大紀コープファームの王隠堂誠海さんは「最後に『弁当いれるんやったらこっちの梅、朝ごはん食べるんやったらこっちの梅』と、どちらを予想するかで考えようやって話しました」と、選考に苦しむ審査のようすを伝えてくれました。

 最後にパルシステム連合会の栗田典子商品副本部長は「こういう場でみなさんのくらしのひとつひとつにある物語に出会えるのはすばらしいことです。くらしの楽しさや大変さをみんなで分け合う、そういうことを手作りのつながりのなかでパルシステムはやっていきたいです」と結びました。


■梅干し交流品評会 最終審査結果

大賞と優秀賞の梅干し

審査の結果、受賞したみなさんは次のとおりです。エピソードも含め紹介します。

◆わが家の梅干し大賞
渋谷牧恵さん(30代)
2回目の応募です。梅の香りは、田舎と祖母の思い出です。昔から祖母の酸っぱい梅が大好きでした。祖母や親戚のおばあちゃんも亡くなり、自分でつくることにしました。祖母のようにおすそ分けしたり、「おばあちゃんの梅おいしいね」と言ってもらえるようになりたいです。

◆優秀賞
<赤梅干し部門>西山聖子さん(30代)
できがいいと思い初めて応募しましたが、「まさか!」とびっくりしています。審査用に持参した梅は、家に残った最後の4粒でした。受賞を機会にたくさん漬けていきます。
<白梅干し部門>遠藤かおりさん(40代)
初めての応募です。梅干しは子どもが大好きなので、これを機にまたがんばって漬けたいと思います。

◆努力賞
林弘之さん(50代) 応募4回目にして初めて最終選考に残ることができました。1回目評価が塩からい、2回目は色付きなど、応募の都度アドバイスをしてもらい、それを実践してきました。アドバイスがあったからこそ、今回受賞できたと思います。

◆審査員特別賞
<大紀コープファーム>山城正秀さん(80代)
初めての応募です。定年退職後、埼玉の越生梅林付近に移り住んだのを機に梅干しを漬け始めました。生産者の王隠堂さんと話ができ勉強になりました。今度は十郎梅で挑戦したいと思います。
<ジョイファーム小田原>佐藤公子さん(50代)
梅干し作り11年目ですが、初応募です。母は梅干しを農協などに出品し金賞をとったりしていましたが、その母から「もうそろそろ自分で漬けてみたら」と言われ始めました。ちょっとマンネリ化してきたころなので、これをきっかけにまたがんばって漬けたいです。

◆パルシステム賞
江嶋大翔(ひろと)さん(12歳)
昨年、母が努力賞を受賞したことに刺激を受け、夏休みの自由研究も兼ねて初めて挑戦し、応募しました。生産者の和田さんから土用干しの注意点を聞けてよかったです。もっとおいしい梅干しを漬けて、来年は大賞に近づけるようがんばります。

*内田タミ子さん
(当日欠席)


梅干しを前に熱い梅談議

配送センターで挑戦したロジカルのみなさん(中央右は生産者の王隠堂さん)



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