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掲載日:2013年1月1日

年頭のごあいさつ

●持続可能社会実現へリーダーシップを発揮

明けまして おめでとうございます


 昨年は、残念ながら世界が行き詰まりを露呈した年でした。ギリシャにはじまるEU経済危機はその収束を見せず、アメリカのリーマンショック以来の大不況もいまだ底が見えない状態です。日本では、大企業が軒並み赤字を計上するといった不振を露呈し、深刻な経済危機が襲っています。

 いま世界は大きな転換期にあることが明らかになってきています。既存の大量生産、大量消費の経済システムと、金融資本主義と呼ばれるお金を軸とした社会システムが、もはや人々を幸福にすることができないこと。むしろ社会に悪影響をおよぼすことが誰の目にも明らかとなってきています。

 自然の収奪、希少原料の浪費、巨大なエネルギーの消費といった社会は、持続可能性を失っています。そのことが変えられない限り、大恐慌という破綻へ向わざるを得ないと実感しています。

 おりしも昨年は、国連による国際協同組合年でした。世界各国でこれまでの金融資本主義への警鐘と人々による協同の取り組みが進められた年となりました。日本各地でも震災復興支援をはじめ食、農、林業、信用組合などが協同して社会への発信を行ってきました。

 パルシステムも、生協の仲間をはじめ農協、漁協、森林組合、信用組合、信用金庫などや各NGO、NPO団体、そして社会福祉法人や市民団体などと連携したくらし課題解決に取り組んでまいりました。その草の根のパワーは、ローカルなコミュニティの力強い前身となって現れてきています。

 イギリスマンチェスターで2012年10月に開催された国際協同組合同盟(ICA)臨時総会では、国際協同組合年後の10年を見据えた10カ年計画が決議されました。世界の協同組合に、この世界の問題に対して経済・社会・環境の持続可能性における定評あるリーダーとなるよう求めています。

 パルシステムは、そうした世界の、そして日本の求められるリーダーシップを多くの協同組合や市民団体とともに発揮していくことを決意して新年の挨拶とします。


パルシステム生活協同組合連合会
理事長 山本伸司




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