韓国ではグローバル化が進む過程で格差が広がる中、生協(協同組合)に脚光があたっています。パルシステム連合会は、交流を続けるicoop生協連合会より招待を受け、役職員2人を韓国へ派遣、躍進著しい韓国の生協の様子を視察してきました。
■自然エネルギーも活用したドリームパーク

自然ドリームパーク |
訪問団は「国際農業博覧会」を視察後、全羅南道の「求礼(クレ)自然ドリームパーク」を訪問しました。国立公園に近く自然豊かな農村に立地するドリームパークでは、国産小麦を使用したラーメン工場と、配送商品をセットする物流センターの2つのみが稼働していました。広大な敷地には、ゲストハウスなどの施設も建設中で、2013年10月の竣工を目指しています。
全羅南道は、韓国有数の穀倉地帯です。ドリームパークは、農産物の加工、物流などさまざまな機能を集積させた産業クラスターです。電飾も太陽光や地熱の自然エネルギーも活用し、環境に配慮した設計がなされているそうです。
将来はベーカリー、もち、キムチ漬物などの製造施設も作り、一般にも開放する予定とのことでした。
■意欲的に活動する南原生協

100席ある劇場は本格的 |
視察後は、ドリームパークに近い南原生協を訪問しました。南原市は人口約10万の地方都市で、1年前に本部事務所、店舗、劇場、ブックカフェなどの施設を開設しました。ブックカフェは、組合員が持ち寄った本によって運営されています。こうした文化施設は、地域の人々にも喜ばれているそうです。
当日は、劇場でフルートのアンサンブルグループが練習しており、キッチンでは組合員が商品を使用して料理レシピを検証していました。
【参考】
icoop生協連合会の最新情報(日本語版)

農業博覧会はicoop生協連合会も出展 |

ラーメン工場は見学コースも用意 |

カフェは組合員が持ち込んだ本も楽しめる |
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