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掲載日:2012年9月7日

「恩納もずくと恩納村美ら海産直協議会学習会」を開催
「もずくを食べるとサンゴが広がるしくみ」を学びました
パルシステム連合会は9月4日(火)、東京・新宿の東新宿本部で「恩納もずくと恩納村美ら海産直協議会学習会」を開催しました。沖縄・恩納村漁協とメーカーの井ゲタ竹内が、恩納村ともずくをめぐる活動を紹介。「もずくを食べることがサンゴ植樹に広がる」意味を理解しました。

■3年間で4,300本のサンゴを植え付け

学習会の様子

 パルシステム連合会は2009年、恩納村漁協、井ゲタ竹内、自治体の恩納村を含めた4者で「恩納村美ら海産直協議会」を設立し、海域へのサンゴの森づくりや交流活動を行っています。学習会は、恩納村漁協から3名、井ゲタ竹内から2名をはじめ役職員、関係者など30人が参加しました。

 最初に恩納村漁協の比嘉義視さんからサンゴの森づくり活動について説明がありました。海産種の約4分の1がサンゴに頼って生息しているといわれるほど、生物多様性を支えています。サンゴと周辺の生きものによって、海域全体に豊富な栄養が供給されます。


恩納村漁協の比嘉さん

 1998年と2001年には、海水温の上昇によって大規模なサンゴの白化現象が発生しました。また、サンゴを食べるオニヒトデも大量発生し、大きな被害を受けました。そのため、恩納村では、オニヒトデの駆除とサンゴの植え付けを開始しました。

 パルシステムでも協議会を設立した2009年から、サンゴの森づくりに協力しています。もずく商品の利用額の一部を活用し、これまでに4,300本のサンゴを植えつけました。比嘉さんは「おかげで植え付けたすべてのサンゴが順調に生育し、もずくの生産量も安定してきました。協議会では、10年間で1万本の植え付けを計画しています」と話しました。


■消費者、メーカー、生産者の共同作業

市販品と食べ比べて違いを確認

 続いて、井ゲタ竹内の中西穂高さん、竹内周常務から商品ができるまでを説明してもらいました。井ゲタ竹内では、もずくの品質向上を図るため、定期的に話し合いの場を設けています。中西さんは「生産者は、消費者からなにを望まれているのかを知る機会が限られています。表彰や話し合いを通じて、情報を共有し、品質の高い商品づくりにつなげています」と話しました。

 中西さんは「生協の組合員のみなさんには、特にもずく商品の利用が定着してもらっていると感じます。生産者のみなさんといっしょに『役に立つ商品』を作り、これからもともに恩納村の海を守る活動に取り組んでいきたいと考えています」と話しました。

 講演後は、パルシステムオリジナル商品「恩納もずく」と、市販されている商品との食べ比べを行いました。「恩納もずく」は、恩納漁協で発見され2011年に品種登録された「恩納1号」という恩納漁協でしか生産されない品種を原料にしています。参加者は食べ比べながら、味や食感の違いを確認していました。

 パルシステムでは今後も、協議会などを通じてサンゴの森づくりや交流活動を支援するほか、11月からはポイントカンパによる協力を組合員のみなさんへ呼びかける予定です。また、毎年3月には恩納村を訪れる産地交流ツアーも企画しています。






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