■協同組合の社会的認知向上が目的

6月に行われた植樹ツアーのようす |
「協同組合地域貢献コンテスト」は、2012年の「国際協同組合年」(IYC)を機に、協同組合の存在意義や社会的役割について社会的認知を向上させることを目的に「IYC全国実行委員会」が実施しました。
応募総数は215件に達し、審査の結果、4団体が最優秀賞、4団体が優秀賞に選出されました。野付漁協は「植樹を通じた環境保全活動と生協との産直交流」が評価され、最優秀賞を受賞しました。
■100年かけて100年前の自然を
野付漁協は、パルシステムオリジナル商品「コア・フード野付のほたて」や「北海道野付のいくらしょうゆ漬け」などでおなじみの産直産地です。大規模開発などによる水質汚染が懸念された1988年に「100年かけて100年前の自然な森を」を旗印に、女性部が中心となって植樹活動を開始しました。
パルシステムとは2000年から、植樹を通じた組合員と生産者の交流を開始、2001年には「海を守るふーどの森づくり野付植樹協議会」を設立しました。これまでの植樹本数は6,500本に達しています。このほか、女性部を中心とした生産者が生協を訪れ、組合員へ地元産品を使用した料理を紹介する「浜の母さん料理教室」を開催するなど、つながりを深めています。
さらに2003年にはパルシステムの仲介で、同じ産直産地のJAささかみと友好協同組合協定を締結。2012年3月には「エコシュリンプ」の産地、インドネシアのオルタートレードインドネシア(ATINA)を訪問し、水資源の保全活動などについて協力関係を築くなど、産地間の連携にも積極的に取り組んでいます。
【関連リンク】
産直プロジェクト11「植樹」プロジェクト
「産地へ行こう。木を植えに野付へ行こう。」を開催
野付植樹協議会がインドネシア・エコシュリンプ産地を視察
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