■生活支援から生活環境支援へ

生活に必要な食品を中心に販売しました |
東日本大震災および東京電力福島第1原子力発電所の事故で被害を受けた地域の復興を支援するため、パルシステム連合会では発災当初から炊き出しや「震災復興基金」の創設・助成など、さまざまな支援活動を展開しています。
津波の被害にあった地域では、施設や車両が流されました。また、自宅から離れた地域への避難を余儀なくされているみなさんは、不慣れな地域のなかで経済的な自立を迫られている状況にあります。地域の生協やNPOでは、生活支援とともに生活環境を整える支援活動に取り組んでいます。
■市内4カ所の仮設住宅で食品などを提供

販売した商品 |
被災した地域の支援活動としてパルシステムでは12月21日(水)から、福島県会津若松市内にある仮設住宅4カ所で商品を提供する対面供給活動に協力しました。訪問する仮設住宅はいずれも、東京電力福島第1原子力発電所に近い大熊町から移住されたみなさんが生活を送っています。
商品提供は、2011年12月にパルシステムが車両を提供した一般社団法人ふくしま連携復興センターが中心となり実施します。初めての活動は、21日(水)に市内「みどり公園仮設住宅」および「亀公園仮設住宅」、22日(木)は「長原仮設住宅」「松長5号仮設住宅」に建設された仮設住宅を訪れました。供給したのは産直野菜やパルシステムのオリジナル商品などです。
■住民のみなさんに喜ばれています

炊き出しの芋煮「おいしそう!」 |
パルシステムグループからは商品を提供したほか、職員を派遣しました。初めての活動ということもあり、対面供給のほか芋煮などの炊き出しや住民のみなさんからのヒヤリングなどを行いました。4カ所の仮設住宅へは今後も、毎週同じ曜日に活動していきます。
住民のみなさんには高齢者も多く、対面供給は「助かる」との声も聞かれました。大熊町にはなかった積雪量や慣れない土地での生活などから、外出に不安を持っている人も少なくないようです。対面供給では住民のみなさんからニーズを聞きながら品ぞろえを充実させるとともに、集会所を活用した交流活動を企画していく予定です。
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