■震災復興へ生協の役割を

開会前には東日本大震災の犠牲者へ黙とうがささげられました |
パルシステム共済生活協同組合連合会(パルシステム共済連)は、6月20日(月)、東京都豊島区のホテルメトロポリタンにて「第4回通常総会」を開催し、2010年度の活動報告や2011年度方針、定款の一部改定など12の議案が、会員から選出された代議員によって審議されました。
総会に先立ち、出席者全員で3月に発生した東日本大震災の犠牲者に対し黙とうがささげられました。その後、若森資朗理事長があいさつし「実質1年目となった2010年度は計画を超える業績となり、順調な滑り出しとすることができました。3月に発生した東日本大震災では、生協の相互扶助の精神が表れ、迅速な訪問活動が大きな評価を受けています。復興には人と人がつながる地域社会づくりが不可欠です。いかに生協が役割を果たすべきか、発展のためにも論議してください」と話しました。
■全議案が満票で可決承認されました

提案内容を説明する小沼専務理事 |
次に、来賓として日本コープ共済生活協同組合連合会の矢野朝水理事長が「1年目の事業も順調で財務状況も健全と聞き、共同元受として頼もしく感じます。東日本大震災では、見舞金や共済金の支払いに対し組合員から感謝の声が多く届き、職員の意識も変わっています。たすけあいの輪をもっと広げるために、発展へ協力していきます」とあいさつしました。
その後、総会に提出された各議案について審議し、全議案が可決、承認されました。「2010年代の10年間でめざすもの及び共済第1期中期計画」では、「CO・OP共済《たすけあい》」を柱とした成長をめざすほか、パルシステムらしい独自のサービス提供をめざします。2011年度では、会員生協の福祉活動に対する助成を開始し、地域における助け合いの広がりを支援することも盛り込まれました。
【パルシステム共済生活協同組合連合会 第4回通常総会】 日時:2011年6月20日(月)10:00~11:55
会場:ホテルメトロポリタン
出席:当日本人出席代議員50名、委任出席0名
議案・採決結果:
第1号議案 2010年度事業報告、決算報告、剰余金処分案承認の件(監査報告)
◆反対 0票、賛成 48票、過半数の賛成により可決承認。
第2号議案 2010年代の10年間でめざすもの及び共済第1期中期計画の承認の件
◆反対 0票、賛成 48票、過半数の賛成により可決承認。
第3号議案 2011年度事業計画、予算決定の件
◆反対 0票、賛成 48票、過半数の賛成により可決承認。
第4号議案 役員報酬決定の件
◆反対 0票、賛成 48票、過半数の賛成により可決承認。
第5号議案 「定款」の一部改定の件
◆反対 0票、賛成 48票、2/3以上の賛成により可決承認。
第6号議案 「会員規約」の一部改定の件
◆反対 0票、賛成 48票、過半数の賛成により可決承認。
第7号議案 「総会運営規約」の一部改定の件
◆反対 0票、賛成 48票、過半数の賛成により可決承認。
第8号議案 「役員選挙規約」の一部改定の件
◆反対 0票、賛成 48票、過半数の賛成により可決承認。
第9号議案 「総合共済事業規約」の一部改定の件
◆反対 0票、賛成 48票、過半数の賛成により可決承認。
第10号議案 「こども共済事業規約」の一部改定の件
◆反対 0票、賛成 48票、過半数の賛成により可決承認。
第11号議案 役員選挙の件
◆立候補者が定数以内のため、選挙規約第9条4項により、立候補者全員を当選者とすることが選挙管理委員会より報告されました。
第12号議案 議案決議効力発生の件
◆反対 0票、賛成 48票、過半数の賛成により可決承認。
また、総会終了後に開催された第1回理事会にて役付役員の互選と、代表理事が以下の通り選定されました。
(代表理事)理事長 小沼 正昭(非常勤)
(代表理事)専務理事 長谷川 正吉(常勤)
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