■恩納村漁協から42万円がパルシステム福島へ
パルシステムのオリジナルPB商品「恩納もずく」などを生産する産直産地、沖縄県恩納村漁業協同組合は4月20日(水)、東日本大震災で大きな被害を受けたパルシステム福島へ42万7千円が義援金として寄贈しました。
義援金は、恩納村内にある道の駅「恩納の駅」で海ぶどうを販売した売上金です。
■タイのバナナ生産者から21万円が
「産直バナナ(ホムトン)」の産地である「タイ・パルシステム産直協議会」からは同日、パルシステム生産者・消費者協議会へ義援金7万8,320バーツ(約21万2千円)が寄せられました。拠出団体は、生産団体のバンラート農協、トゥンカーワット農園経営農民会、チュムポン県無農薬ホムトンバナナ生産組合と、流通会社のパンパシフィックフーズコーポレーションの組織および生産者、社員のみなさんです。
●タイ・パルシステム産直協議会からのメッセージ
敬愛する日本のみなさまへ
このたびは東日本大震災でみなさまに甚大なる被害と損失が発生致しましたこと、そしてたくさんの生命が失われましたことを心よりお悔やみ申し上げます。常日頃よりホムトンバナナの生産を通じてみなさまとお付き合いさせていただいて来た私どもも、自分たちのことのように驚き、心を痛めております。
思えば私どもが洪水や干ばつなどで苦しんでいた時にみなさまからの物心両面でのご支援をいただき、常に励まされて来ました。今度は私どもがみなさまにその恩返しをする番だと、それぞれの生産者団体が組合員・会員農家に義捐金を募りましたところ、幾ばくかのお金が集まりました。ほんのささやかな金額でみなさまのお役に立つことができるかどうか甚だ心許ございませんが、少しでもみなさまの励みになれば幸いです。
みなさまの一日も早い復興をお祈り申し上げます。
2011年4月20日
タイ・パルシステム産直協議会会長 フーン・プーンソムバット
義援金拠出団体
1.バンラート農業協同組合及び組合員一同
2.トゥンカーワット農園経営農民会及び同会員一同
3.チュムポン県無農薬ホムトンバナナ生産組合及び同組合員一同
4.(株)パンパシフィックフーズコーポレーション及び社員一同
拠出総額 78,320バーツ
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■大紀コープファームから100万円が
若森連合会理事長に目録を贈呈する大紀コープファームの王隠堂さん |
梅や柿の産地、大紀コープファーム(奈良県)からは、パルシステム生産者・消費者協議会へ義援金100万円が届けられました。4月29日(金)には東京・文京区の茗荷谷本部にて贈呈式が行われ、生産者代表として出席した王隠堂誠海さんがメッセージを読み上げた後、パルシステム連合会の若森資朗理事長へ目録を贈呈しました。
大紀コープファームは2010年3月から4月にかけて、異常気象による大規模な霜害が発生し多くの梅や柿が収穫できなくなる被害に見舞われました。これを受けてパルシステムでは大紀コープファームと、同様に大きな被害を受けた計3産地を対象に、組合員のみなさんへ緊急支援カンパを呼びかけました。その結果3,159万8,400円が寄せられ、生産者が再び生産にとりかかれるよう寄贈しました。
●大紀コープファームからのメッセージ
パルシステムグループのみなさまへ
「東日本大震災への想い」
このたびの東日本大震災により被災された皆様に心より御見舞申し上げます。
そして道半ばで亡くなられた多くの方々には心より御冥福を御祈り申し上げます。
パルシステムグループの皆様方の中にも、直接・間接的に被災された方が多数おられると御察し致します。心より御見舞申し上げます。
私共も昨春「凍霜」というかつて経験した事のない自然現象により自然の脅威の一端を思い知らされました。その折には皆様の暖かいご支援を頂き有難うございました。現在、本年度の生産に向け、園地整備・被害対策を行う等、生産者一同有意義に使わせて頂き、新しい一歩を踏み出しています。
さて、農業者として、被災地に思いを馳せる時、言葉では表せない悲痛の念が重く心にのしかかります。今日まで計り知れない永い時間と空間の中で先人から受け継がれた労苦により築かれた「土着の民の生活」が一瞬のうちに奪い去られました。その上になお原発による放射能の影響を思うとやり場のない思いに駆られます。今は皆様の健康と一日も早い放射能の収束、そして元気な一歩を踏み出して頂く事を願うばかりです。
ここにパルシステムグループが震災復旧・復興の原動力になり御活躍される事を願いその一助となるべく、私共の支援の気持ちを御届けさせて頂きます。
有限会社 大紀コープファーム
代表取締役 和田宗隆
生産者・従業員代表 井関角宜、王隠堂誠海、高幣久雄、前川博之、山本章彦
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