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掲載日:2011年5月2日

パルシステム福島がいわき市内の学校へ給食支援
3週間で1万食近くを提供しました
パルシステム福島は4月11日(月)から28日(木)までの3週間にわたり、いわき市にある4カ所の小中学校への給食支援として、パンや牛乳などを提供しました。提供数は9,750食にのぼりました。

■パンや牛乳、ソーセージなど

みんなで食べるとおいしいね

 パルシステムグループでは、被災地への支援活動として組合員のみなさまへ支援カンパを呼びかけているほか、宮城県石巻市を中心とした炊き出しや福島県いわき市への物資提供などに取り組んでいます。

 津波や原子力発電所事故により多くの避難者を出している福島県いわき市では、建物被害や断水などの影響から小中学校で給食がつくれず、各自が弁当を用意して登校していました。しかし、弁当の調理もできない家庭も少なくありません。

 弁当を持参できない生徒や児童の昼食を確保するため、パルシステム福島ではパルシステム連合会などと連携し、4月11日(月)からパンや牛乳、乳製品、魚肉ソーセージなどを提供しました。学校給食が再開する前週の28日(木)までの3週間にわたって供給され、いわき市内の4カ所の小中学校へ生徒、児童1,220名を対象に9,750食を提供しました。


■人のつながり 不思議な縁

中学校へパンを届けるパルシステム福島・安齋専務理事(右端)

 今回の支援は、不思議な縁が取り持ちました。

 震災直後、いわき市は原子力発電所の事故による風評被害もあって深刻な食料不足に陥りました。その状況を伝えようと、湯本第二中学校の校長先生が友人を通じてインターネット上にメッセージを発信したそうです。その情報を受けたのが、フィリピンに駐在しているJICA(国際協力機構)の職員でした。その後、静岡を中心に環境活動に取り組むNPO法人ホールアース研究所に伝わり、パルシステム静岡を経由してパルシステム福島へ届きました。

 さらに情報を発信した校長先生は、パルシステム福島の安齋雄司専務理事と高校の同級生であることが判明。現在も隣組に住んでいる間柄だったそうです。安齋専務理事は「人のつながりの大切さを知ることができました。地域が復興するには、これからが正念場です。1人ひとりがつながりながら、再生へ力を発揮していきたいと思います」と話しました。







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