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掲載日:2011年4月6日

宮城支援隊第1弾が炊き出し活動
調理中に雑談「久しぶりに笑った」
パルシステムグループは3月31日(木)から4月2日(土)までの3日間、宮城県への支援第1弾となる炊き出し隊を派遣しました。被災住宅に住む団地でカレーの炊き出しを実施し、300食を配りました。

■6名が3台のトラックで向かいました

炊き出し隊の職員と協力いただいたあいコープみやぎのみなさん

 宮城県第1弾となる炊き出し隊は、3月31日(木)から4月2日(土)までの3日間、石巻市で炊き出し支援活動を実施しました。

 パルシステム千葉、パルシステム東京、パルシステム山梨からそれぞれ2名の計6名、トラック3台による構成で、あいコープみやぎの協力により実現しました。

 出発当日に到着した炊き出し隊は、現地視察および炊き出しの準備を行いました。宮城県内には全国から多くの集まったボランティアが集まっており、避難所では千人単位の人々が滞在しています。そのため現地ではボランティアセンターを設置し、各地で行う支援活動を調整しているとのことでした。

 炊き出し準備では支援隊のほか、あいコープみやぎの理事と家族、職員に協力してもらい、4時間かけてカレーの材料をそろえました。


■300食分提供「あったかいもの食べたかった」

カレーには愛情も大事

 翌日は、石巻市内明和地区にある団地で炊き出しを実施しました。できあがるまでの間、住民のみなさんとの雑談では、大きな笑い声もあり「久しぶりに笑った。今まで笑いなんてなかったもの」との声も聞かれました。

 炊き出しのカレーライスは、120名に300食分を提供しました。家族の分も求める方も少なくなく「支援物資はパンやおにぎりばかりであったかいものが食べたかった」とうれしそうな表情をみることができました。


■周辺の聞き取りも行いました

多くのみなさんに提供することができました

 周辺一帯に行った聞き取りでは、市に不足物資について要望を出しているものの供給される量は充分でないそうです。不足しているのは、乾電池(LED懐中電灯用、単1・単4)、子供用紙パンツ(L)、ローソク、卓上コンロカセットボンベ、調味料、燃料、灯油用ポンプ、ハンドマイクなどです。地域によって物資の行き渡りに格差があるとのことでした。

 また、津波で甚大な被害が出た明和地区では、1軒で5体の遺体が津波で流れ込んできた家があったそうです。「そのときは近所の方が出て、みんなでふとんを敷いて寝かせてあげた」と話していました。


■支援物資では受け付け待ちの状態

 その後、パルシステム東京が組合員のみなさんなどから集めた支援物資を受付センターへ届けました。センターではぼう大な支援物資をさばききれず、多くの車両が受け付け待ちの状況でした。

 参加した職員からは「現地に来て被災された方の苦労がわかりました」「『久しぶりに笑った』との言葉を聞けてうれしかったです」「自分の組織にしっかり伝えたいと思います」との感想が聞かれました。

 パルシステムでは今回の活動経験を生かしながら、継続的な支援活動を続けていきます。


入念な打ち合わせ

あいコープみやぎのみなさんと協力して下ごしらえ






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