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掲載日:2011年3月31日

茨城、福島両県へ先遣隊を派遣しました
パルシステム連合会は3月28日(月)、29日(火)の両日、福島県と茨城県へ先遣隊として職員2名を派遣し、被害状況の確認と今後の支援具体化へ向けた調査を行いました。

■福島・相双エリアは多くの組合員が所在確認できず

配送職員へのヒヤリング

 パルシステム連合会職員2名で構成する先遣隊は3月28日(月)、29日(火)の両日、福島県いわき市と茨城県北茨城市、日立市を中心に視察し、被害状況の確認と今後の支援具体化へ向けた調査を実施しました。

 最初に訪れた福島県いわき市では、パルシステム福島吽野理事長と沿岸部の視察を行いました。パルシステム福島は東日本大震災以降、商品の配達ができない状況が続いていますが、3月21日(月)から郡山センター、28日(月)からいわきセンターで業務を再開しています。

 再開では、組合員の自宅へ支援物資の差し入れを行いながら安否を確認しています。避難生活を送っている組合員も少なくなく、郡山センターで3割、いわきセンターは4割程度しか在宅が把握できていません。在宅が確認できても水道などのインフラが復旧していない地域も多く、家族総出で給水車へ水を受け取っている状況です。


■「こんなに感謝されたことない」声弾む職員

船が沈んだままの小名浜港

 こうしたなか、いわきセンターでは配送を担当する職員へマスクの着用や気象情報の提供などの対策を講じながら、活動しています。提供している牛乳などの支援物資は多くの組合員から喜ばれているそうです。職員も「こんなに感謝されたことはありませんでした」と話していました。

 産直産地ナカショク様が提供したたまごや豚肉やパルシステムからの支援物資は、来訪する組合員や近隣の避難所へも提供しました。避難所の1つとなっている中学校から校長先生がお礼のためパルシステム福島を来訪したところ、出迎えた安齋雄司専務理事と同級生だったことが分かり、思わぬ再会シーンもあったそうです。

 いわき市内の視察では、ガソリンをはじめ深刻な燃料不足が続いていました。鉄道の営業も再開しておらず、市街はほとんど人の姿を見かけない状況ですが、営業再開されたスーパーなどの小売店には多くの人が買い物に訪れていました。

 店頭は、水やレトルト食品などの陳列棚で商品を切らしているものの、野菜やトイレットペーパーなどは品切れする事なく陳列提供されています。来店者は福島県産や茨城県産の野菜も購入しており、不要不急の買いだめをしない冷静な消費行動をとっていました。


■茨城は復興へ向け動き出しています

 茨城県では、被害の大きかった北茨城市と日立市、パルシステム茨城本部のある水戸市を訪問しました。北茨城市で大きな被害を受けた大津漁港は、被災直後から廃棄物の集積エリアが確保されていたこともあり撤去作業が進んでいましたが、それでも復旧は長期にわたりそうです。

 パルシステム茨城の施設は、ひたちセンター、なかセンター、水戸本部で断水をはじめ被害がありましたが、深刻な人的被害はありませんでした。ひたちセンターでは現在も配送車両の燃料が不足しており、綱渡りの状況が続いています。共済の訪問活動も開始しており、被災者の支援と復興へ向けて着実に動き出しているようすでした。


■継続して支援する体制が不可欠です

復興は長期にわたりそうです。息の長い支援をお願いします

 パルシステムグループでは先遣隊の報告を基に、福島、茨城両県へ向けた支援の具体化へ向け準備を進めていきます。

 先遣隊として現地を視察したパルシステム連合会の松本克博執行役員は「被災地は地震と津波と原発事故の三重苦のなかで困難な生活を強いられています。被災エリアが広域なだけに復興は長期化することが予想され、組織的に継続して支援する体制が不可欠と感じました。ある程度の期間、入れ替わりで職員がボランティアとして被災地域の復興に協力し作業を体験することは、職員自身も生活のあり方や地方と都市の関係を考えるきっかけにもなるのではないでしょうか」と話しています。







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