■福島県いわき市の状況
いわき市の住宅街に子どもの姿がすっかり見えなくなりました。
断水のため給水所から水の運搬が各家庭大変な労働となっています。水道の復旧作業だけが熱を帯びた動きをしています。
営業しているスーパーで依然として行列が続いています。生鮮品の価格は高値となっています。
燃料が不足し車の往来も無く、屋内退避で人の往来も無くひっそりしています。明かりの灯る家が随分と少なくなりました。
いわき、郡山の組合員から避難したことの連絡電話が、相当数入っています。市内の自主避難は、小学生以下の子どものいる家庭、高齢世帯を中心に行われているようです。いわき市の人口は自主避難のため半減もしくはそれ以下になっていると思われます。20日13時ネット配信では警察の把握している福島県内の避難者数は13万人以上に上ります。
■パルシステム福島の対応状況
3月14日(月)は、津波警報と福島第一原子力発電所で発生した爆発事故を伝える報道を受け、職員全員がセンターに集合し、正確な情報を説明したうえで配送を再開しました。このためいわきセンターでは配送遅れと翌日持越しが、郡山センターは福島市内で道路事情により未配送が発生しました。再開後の配送は燃料不足のためできませんでした。
上記などの理由から15日(火)は配送を中止し、組合員のみなさまへ配達中止の電話連絡を実施しました。商品の引き取りを希望する方に対しては、センターにて支援物資として商品を渡しました。
16日(水)から18日(金)にかけては、引き続き配達組合員へ配達中止とともに支援物資の提供を電話にて連絡しました。いわきセンター、郡山センターでは、キャンセルになった商品を支援物資として提供しました。提供者数は、3日間でおよそ600名(16日約170名、17日約400名、18日約30名)となりました。
支援物資の内容は次のとおりです。
17日ひたちセンター着
品目 |
数量 |
はじめてボックス野菜セット |
100 |
じゃが玉人参セット |
100 |
産直野菜やりくりセット1セット |
300 |
いちご(とちおとめ) 250g |
450 |
エコ・バナナ(ホムトン)500g |
300 |
18日ひたちセンター着
品目 |
数量 |
パン |
45 |
マフィン |
24 |
玄米パン |
24 |
バナナ |
120 |
いちご |
320パック |
18日郡山センター着(ナカショク提供)
■郡山センターは通常業務を開始しました
パルシステム福島では3月21日(月)から、通常の業務を開始しました。いわきセンターでは午前11時から午後2時までの間、支援物資を販売し、在住の組合員へ連絡しています。パルシステムグループでは組合員のくらしが1日も早く通常に戻り、福島県をはじめとする被災地が復興へ歩を進めるために全力を尽くします。
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