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掲載日:2010年8月31日

パルシステム役職員が訪問しさらなる関係強化を確認
タイのバナナ産地と国際産直を開始して10周年を迎えました
パルシステム連合会は7月31日(土)から8月5日(水)までの6日間、国際産直商品の1つ、バナナ産地のタイへ訪問団を派遣しました。タイとの国際産直の取り組みは今年で10周年を迎えます。訪問団はほ場の視察などを通じて交流したほか、産直関係のさらに発展させることを確認しました。

■生産者の安定を提供するパルシステムの国際産直

 パルシステムのバナナはおいしいだけでなく、無農薬で安心して食べられると多くの組合員のみなさんから好評です。パルシステムでは、国内で栽培できないバナナを国際産直の品目の1つと位置づけています。フェアトレードでの公正な取引により生産者にとって安定した収入源を確保するという役割を果たしています。

 訪問団は、8月1日(日)に開催される産直協議会総会に合わせ、唐笠一雄専務理事を団長とする役職員6名で産地を訪問しました。


■干ばつ被害のなかでもたすけあいながら栽培

訪タイ団一行

 訪日団はまず、産地の1つであるバンラート農協を訪問し、産直協議会総会を開催ました。ホムトンバナナの産地の概況と生産管理の現状、活動報告、決算報告がなされました。南部の産地からは干ばつの状況として30t収穫予定のところ5〜6tしかとれず「こんなにひどい干ばつは初めて」との声があがりました。

 トゥンカ−ワット農民会からは、被害を受けた農家に対し新苗の成長促進に効果がある肥料を供給したとの報告もなされました。このほか、生産者支援で生産者表彰制度を作りたいなどの意見が出されました。

 今年度は現在の生産・消費の両方が厳しい状況を受け、同協議会の活動の最大目的である生産者と消費者の交流活動支援に力を入れていくことを決定しました。従来にも増して生産者の訪日と消費者の産地訪問の機会を増やしていきます。

 パルシステム連合会がバンラート農協と協同宣言および覚書に調印したのが2000年7月。総会では、今年で10周年を迎えることを記念し、唐笠専務理事による講演会も行われました。バンラート農協のバナナ生産者も100名集まり、日本のパルシステムの現状など熱心に耳を傾けているようすでした。


■視察では楽しそうに農業へ取り組む生産者も

チュムポンにて生産者とともに

 翌日からは、南部の2産地を視察しました。タイ南部では、今春から干ばつの被害が広がっており、被害を実際に見ることとなりました。(PPFCによると被災本数は、およそ80,000本)

 貯め池の水は枯れ果て、バナナは生育不良で成長が途中で止まり実にならず、完全に植えなおしになる農家もあるそうです。被害は小さなものではありませんが、それでも生産者からは「若い木はどんどん生長している。頑張っているのでもう少し待って欲しい」と話していました。

 ほ場では、同じ敷地内にさまざまな作物(ドリアン、ゴム、パイナップル、とうもろこしなど)を混植しています。そのため「色々なものを植えると、収穫時期がそれぞれ異なり1年中何かしら取れる、それがすごく幸せだ」と生産者は話し、とても楽しそうに農業を行っている様子でした。

 最終日には、バンコクのクロントイスラム街で活動するNPOを訪問し、改めてタイにおける都市と農村の格差問題についても学ぶ時間をとりました。メンバーは「それぞれの産地を訪れることで、産地の特徴も理解できて大変よかったです」と感想を述べていました。


【関連リンク】

タイのホムトンバナナ産地情報(PPFCバナナ通信)(新しいウィンドウで開きます)

生産者検索(HOMTON.COM)(新しいウィンドウで開きます)




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