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掲載日:2009年12月7日

組合員から寄せられたタオルとメッセージを贈呈
「酪農家の牛乳・タオル贈呈式」を開催しました
パルシステム連合会は12月4日(金)、パルシステムオリジナルPB「酪農家の牛乳」を製造する日本ミルクコミュニティ(株)児玉工場(埼玉県本庄市)で「酪農家の牛乳・タオル贈呈式」を行いました。パルシステム組合員から生産者へ、組合員から寄せられたタオルの目録とメッセージを手渡しました。

■生産者のひと言から25年 172万枚が組合員から寄せられました

「贈られたタオルは重宝しています」と話す生産者の山戸さん夫妻

 パルシステムは1985年から、牛乳の生産者へタオルを贈る運動に取り組んでいます。この運動は、生協組合員が北海道根釧地区の産地を見学した際、「よい原乳を出すためには牛の乳房を拭くタオルがたくさん必要」と生産者から聞いたことがきっかけで始まりました。

 そこでパルシステムでは、生協組合員の家庭に眠っているタオルを贈ることを毎年呼びかけています。牛乳生産者の苦労を知った組合員が「私たちにできること」で生産者を応援したいとの思いが続き、今年で25年目を迎えます。

 現在、消費の伸び悩みや飼料の価格高騰による生産コストの増大で、牛乳生産者は厳しい状態に置かれています。生産者との交流会やタオル贈呈式、また商品カタログなどで酪農家の現状を知ったパルシステム組合員からは、2009年で11万6,741枚のタオルが8,436通のメッセージとともに寄せられました。これまで24回で集められたタオルの合計は172万枚になります。


■どの生産者も丹精こめて牛乳をつくっています

タオルの目録を贈呈するパルシステム神奈川ゆめコープの吉中由紀常任理事(左)と生産者の福島滋夫さん

 「酪農家の牛乳・タオル贈呈式」は12月4日(金)、パルシステムオリジナルPBの牛乳商品の1つ「酪農家の牛乳」を製造する日本ミルクコミュニティ(株)児玉工場(埼玉県本庄市)にて行われました。パルシステムの組合員と職員、日本ミルクコミュニティ職員、生産者など38名が参加しました。

 贈呈式に先立ち「酪農家の牛乳」学習会が催されました。食生活の変化や飲料商品の多様化などの影響で、牛乳全体の消費量は7年連続で減少しています。こうしたなか「酪農家の牛乳」は大幅な減少もなく、組合員の支持を得ています。児玉工場の松田内和(のぶかず)工場長は「現在は、埼玉県内から集乳する90戸のうち、38戸に特定した生乳から『酪農家の牛乳』がつくられています。どの生産者も丹精こめた牛乳づくりに取り組んでいます」と説明しました。


■組合員から寄せられたメッセージが読み上げられました

組合員からのメッセージが読み上げられました

 タオル贈呈式では、パルシステムグループを代表しパルシステム東京の吉森弘子理事長が「パルシステムが個配への取り組みを始めたころ、『酪農家の牛乳』は『ちちぶHTST牛乳』として生まれました。名称変更では惜しまれる声もありましたが、どの時代も多くの組合員に愛されてきました。今後も変わらず、お互いにいいものをつくっていきましょう」とあいさつしました。

 続いて、パルシステム千葉の小田育美理事、パルシステム茨城赤羽敦子理事が、組合員から寄せられたメッセージを紹介し「ジュース好きの子どもが牛乳を飲むようになりました」「今年は1本しか贈れませんが、来年はたくさん送りたいと思います」など読み上げられました。

 タオルの目録とメッセージが生産者へ贈呈され、生産者を代表してあいさつした山戸信行さんは「私たちが生産した牛乳を飲む人の気持ちが伝わり、励みになりました。生産者は日々、牛の健康に気を配り、品質の高い牛乳づくりに取り組んでいます。タオルは大事に使用します。これからも『酪農家の牛乳』のよさを認識して、毎日飲んでください」と話しました。


■酪農生産者の農場も視察しました

農場視察の様子

 次に、パルシステム組合員と職員は、山戸さんの農場を見学しました。山戸さんは「牛の世話は、バランスを崩したり転んだりするだけで牛と接触して大けがにつながります。先日も牛に手の指を踏まれてしまい、10日ほど入院しました」と話しました。けが自体も大変ですが、作業ができなくなることで人手が足りなくなることも、生産者としては大きな痛手だそうです。

 組合員から寄せられたタオルは、山戸さんの庭先にも干してありました。タオルは、白いものがよごれがわかりやすく、薄手の方が使い勝手がよいそうです。上戸さんは、使いやすいように3つに切って使っていました。「使用の仕方は生産者によってさまざまですが、大変重宝しています。各地のいろんな銀行や旅館の名前が入ったタオルがあるので、近所からお金持ちと間違われています」と冗談を交えながら、寄せられたタオルへ感謝の気持ちを伝えました。





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