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掲載日:2009年8月26日

「タイバナナ産地視察交流」を開催しました
パルシステムは8月3日(月)から8月9日(日)にかけて、タイ・ホムトンバナナの産地を訪ねるツアーを実施しました。役職員14名が産地を訪ね、生産者と交流を深めました。

 パルシステムは、1999年10月にホムトンバナナの供給を始め、2000年7月には、「バンラート農業協同組合」「ホムトンバナナ生産者協議会」と産直協定を結んでいます。以降、無農薬バナナの安定供給と、民衆交易としての確立をめざしきました。2004年には国際産直産地では初めての「公開確認会」が、2007年にはもう1つの産地「トゥンカーワット農園経営農民会」でも公開確認会が開催されています。

 今回の視察交流研修は、(1)産地視察や生産者との交流を通じ、バナナの民衆交易の意義を理解すること、(2)市内視察や市民との交流を通じ、タイの文化・歴史・暮らしを理解すること、を目的として行われました。産地3カ所をまわり、視察、交流を行ったほか、バンコクで活動する日本のNPOも訪問し、タイの国が抱える問題点も確認してきました。


■バンラート農協を訪問

ほ場視察の様子

 訪タイ団は、到着翌日の8月4日からバンラート農協のパッキングセンター、ほ場、堆肥施設、BMプラントを見学し、産直協議会総会へ参加しました。

 パッキングセンターでは、規格や熟度を厳しくチェックし、洗浄、梱包を行っていました。ほ場視察では、防除、品質向上のため、青いビニール袋に包まれたバナナを見ることができました。できるだけ収量にばらつきが生じないようにするため、収穫時期が把握できるように花芽を落とした段階でマーキングするなど、事前に収量が把握できるような仕組みの構築に取り組んでいるそうです。

 産直協議会総会においては、5年後には化学肥料の使用をゼロにしたいという意見など、よりよいバナナ作りへの生産者の意欲を感じることができました。

 また、バンラートでは希望者のみ、生産者宅への民泊を行いました。僧侶へのたくはつなど、タイの文化やくらしを体験でき、非常に貴重な時間となりました。


■トゥンカーワット農園経営農民会を訪問

パッキングセンター

 6日はラメー郡トゥンカーワット地区にて、パッキングセンター、ほ場、堆肥施設、BMプラントの見学を行いました。バンラートは平原部、トゥンカーワットは奥地の山野部の中にあり、栽培方法も異なります。バナナとほかの作物が同一敷地内で栽培されている混植園も見学することができました。

 最近は蚊を媒介して感染する熱病の「チクングニア熱」が流行しており、生産者の方も多数作業ができない状態であるとのことでした。また、両産地の堆肥施設、BMプラントにおいてパルシステム連合会のレインボーパル基金が役立っていることを確認しました。


■最終日にはNPOを訪問

スラム街

 8日には、バンコク市にある日本のNPOを訪問しました。市内最大のスラム、クロントイ・スラム街を実際に歩き、厳しい生活の現状を視察しました。NPOでは、貧困のため教育を受けられない子供達のために奨学制度などを通じて支援しているそうです。子供達の可能性を広げ、貧困を繰り返さないための教育の重要性を感じました。



【資料】

●訪タイ団 スケジュール

  AM PM
9月3日(月) 離日 バンコク着 → バンラートへ
9月4日(火) バンラート農協視察・交流
9月5日(水) バンラート農協視察・交流  バンラート → チュムポンへ
9月6日(木) トウンカーワット農園経営農民会視察・交流
9月7日(金) ランスワン →  バンコク 市内観光
9月8日(土) NPO訪問 市内観光    →バンコク発
9月9日(日) 成田着  

<関連リンク>

タイのホムトンバナナ産地情報(バナナ通信)

生産者検索(HOMTON.COM)


<ツアーの様子>

ツアー参加者一行

産直協議会の様子



ほ場視察の様子

収穫されたバナナ






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