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掲載日:2008年8月12日

産地へ行こう。初登場の京都で「京野菜のふるさと京都・美山をたずねるツアー」を開催しました
8月3日(日)〜5日(火)、パルシステムの枝豆、万願寺とうがらしなどの産地、京都・美山の「農民連京都産直センター」にてツアーを開催しました。「産地へ行こう」ツアー初登場の京都で、組合員とその家族23名が、京野菜、万願寺とうがらしの収穫体験や料理に挑戦し、生産者と交流しました。

 パルシステムでは、今年度「産地へ行こう。」ツアーも「100万人の食づくり運動」の一環として位置づけ、さまざまな形で24のツアーを企画しています。命を育む食の生まれ故郷を訪ねる「体験」と「発見」を通して、産地生産者と生協組合員が「顔の見える関係」で信頼と交流を深め、産地で食べ物の大切さを実感します。


■安全で美味しい農作物を消費者に、農民連京都産直センター

収穫した万願寺とうがらしを手に記念
撮影

 8月3日から5日には、「産地へ行こうツアー」初登場の京都にて「京野菜のふるさと京都・美山をたずねるツアー」を開催しました。

 パルシステムの枝豆や京野菜、万願寺とうがらしの産地、農民連京都産直センターを訪ねる2泊3日の産地ツアーには、生協組合員とその家族23名が参加しました。

 1990年に発足した農民連京都産直センターは、“安全で美味しい農作物”を消費者に届けるという方針の元、できるだけ農薬を使わず、発酵鶏糞、牛糞堆肥などの有機肥料を使用し資源循環・環境保全型の農業を実践する青果の産地です。


■かやぶき屋根の古民家で美山の歴史を学ぶ

 初日、京都駅からバスで2時間半ほどで、北山杉の美しい美山に到着しました。まず美山農民組合の小林組合長の国指定重要文化財のかやぶき屋根のご自宅にて美山の歴史を教えていただきました。「昔の農家は、京都から歌の先生を呼び歌会を行ったり、弓をやったり文化的なくらしをしていました」とのお話や農家では許されなかった亀を配した枯山水のお庭、年貢台帳など古文書を見せていただきました。昔は、地主から5割もの厳しい年貢の取立てがあり、またそれを直訴し、厳罰に処されたことなど地域の農家の歴史についてもうかがいました。


■京野菜、万願寺とうがらしの収穫体験や料理で生産者と交流

かやぶきの里の散策

 2日目は待望の万願寺とうがらしの収穫作業を行いました。収穫後は、近くの公民館で組合員さんにお届けする商品の計量、袋詰めを行いました。参加者は、組合員さんに迷惑をかけないよう、真剣そのものでした。

 作業中、収穫した中で商品にならないものが3分の1以上もあることを知って驚いていましたが、加工品になっていると聞いて、安心し、万願寺とうがらしの加工品を買い求めていました。

 その後は5班に分かれて、女性部の方と一緒に万願寺とうがらしの料理を作り、交流会を行いました。生産者、消費者それぞれの思いを忌憚なく真剣に語りあいました。

 生産者から「関東の人が美山のことを知っていて憧れの気持ちを持っていることに驚きました。『また頑張ろう』と万願寺とうがらし作りに元気が出ました」「みなさんは、日本の農業を一緒に考える仲間です」などと言って頂き感動しました。

 名残惜しく思いながら、美山からさらに1時間ほど山奥の宿泊地、芦生の家に向かいました。宿では館長の今井さんが迎えてくださり、「芦生の森に生きる」と題し、芦生の歴史のなどを話していただきました。芦生なめこ生産組合、小学校の跡地を利用した木工加工場を見学し、コカリナの演奏の澄んだ音色も聞くことができました。

 その日の夕食交流会には、生産者の方が大勢駆けつけてくださり、地鶏、シカ肉のバーベキューを食べながら遅くまで、盛り上がりました。


■「芦生の森」散策と高山寺見学

 翌朝は、一般には公開されていない、南北7km 東西6km 4,200haの芦生の森を専門家の方の説明を聞きながら案内していただきました。芦生アザミ、芦生杉の固有種があり、珍しい植生についての説明を、興味深くうかがいました。

 お昼は今井館長が朝早くから打ってくださったおそばをいただきました。

 午後は「夢記」の明恵上人、鳥獣人物戯画で有名な高山寺を見学し、お茶の発祥地としても名高いお寺でお抹茶をいただき、帰路に着きました。

 参加者からは、「産地で実際に食べて、生産者のご苦労と熱意を伺い、食に対する興味と感謝の思いがいっそう増しました」「生産者との交流は感動的でした」「農家のご苦労がわかり、今の日本の農政について考えされられました」などの感想が寄せられました。

 交流によって、お互いが元気をもらい、生産者と消費者の新たな繋がりを深めることができ、交流の大切さを実感したツアーとなりました。





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