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掲載日:2008年6月27日

産直米「ほしのゆめ」の産地
「JAふらの公開確認会」を開催しました
6月19日(木)、20日(金)の2日間、2008年度初となる「JAふらの公開確認会」を、パルシステムの産直米「ほしのゆめ」の産地、JAふらの(北海道富良野市)で開催しました。生協組合員と職員、生産者、約90名が参加し、ほ場の視察や各種帳票類の確認を行いました。

 パルシステムでは、食の安全の確保と、環境保全型農業の推進に向け、産地での栽培や生産履歴を生協組合員と生産者がともに公開の場で確認しあう「公開確認会」を1999年より行っています。

 2008年度はJAふらのの米を皮切りに、リンゴ産地の雄勝りんご生産同志会(秋田県)、エコシュリンプ養殖場のインドネシアなど7産地での開催を予定しています。

 6月19、20日の「JAふらの公開確認会」は、パルシステムの産直米「ほしのゆめ」の産地JAふらので行われました。生協組合員と職員、JAふらのの生産者や職員のほか、パルシステムの産直産地であるJAこまち(秋田県)やにいがた南蒲農業協同組合(新潟県)、JA北いぶき(北海道)などからも出席があり、合計およそ90名が参加しました。


■環境に配慮した持続的農業をめざすJAふらの

生産者や消費者などあわせて90人が
参加しました

 JAふらのは、北海道内でも有数の大規模農協です。早くから米以外の作物への転作に乗り出し、現在では青果だけで50品目以上を栽培しています。米の栽培にも積極的で品種もパルシステムの産直米「ほしのゆめ」をはじめ「きらら397」「ななつぼし」など、北海道独自の減農薬基準「Yes!clean」に基づく生産に取り組んでいます。

生産者全員と栽培協定や出荷契約などを締結するなど、一体的な生産体制を図ってきました。また、環境に配慮した持続的農業をめざして、独自に進めている「ECO(エコ)フード」産地づくりも推進しています。パルシステムの産直米「ほしのゆめ」は、2007年度産で供給量が606トン(玄米ベース)となり、3年間で取り扱いが倍増する人気となっています。


■異物混入防止策には感心する声も聞かれました

ほ場見学では生産者に実際の作業を
再現してもらいました

 19日の公開確認会では関係者あいさつの後、JAふらのによる産地プレゼンテーションが行われました。化学合成農薬や化学肥料の低減、他品種をはじめとする異物混入の防止策について具体的な説明がありました。さらに今年導入した種もみの温湯消毒設備の運用体制についても、解説しました。監査人からは「生産者へ向けた勉強会はどのように行われていますか」「農薬選定の基準があれば教えてください」「パルシステムのエコチャレンジ米の生産予定はありますか」などの質問がありました。生産者やJAふらのからは「除草剤は3年ごとに使用を見直すことにしています」「化学肥料の使用を減らすと、どうしても収穫量が減少してしまいます。今年から試験的にエコチャレンジ米の栽培を開始し、課題を整理しています」との回答がありました。

 翌20日は、生産ほ場や関連施設の見学と監査のまとめを行いました。ほ場では、田んぼ1枚ごとに看板を設置し、栽培品種や農薬の散布状況などを記すことで誰でも現状が把握できる仕組みになっていました。収穫した米を貯蔵するライスターミナルや温湯消毒設備では、他品種米の混入防止策が徹底されており、ほかの生産地からの参加者も感心している様子でした。監査のまとめでは「北海道ならではの生産の苦労があることを知りました」「データが整理されており、JAと生産者との連携に勉強させられました」との感想があった一方「あぜ道の除草剤使用についても記録してほしいです」「減化学農薬だけでなく減化学肥料の生産にも挑戦してください」などの指摘もありました。

 まとめとして、パルシステムの青果の子会社、(株)ジーピーエスの濱口廣孝相談役が「全面的に協力いただいたJAふらのに感謝します。今後はぜひ産地交流を深めていきましょう」と参加者に呼びかけ、終了しました。


意見交換が活発に行われました

他品種の混入を防ぐ取り組みについて
熱心に質問する参加者


ほ場では生産者から北海道独特の
苦労などを聞きました

種もみは品種によって袋を色分けする
ことで混合を防いでいます




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