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掲載日:2007年10月18日

「産地へ行こう。水俣の物語にふれる旅」を開催しました
パルシステムは、10月12日(金)〜14日(日)、熊本県水俣を訪ねる産地へ行こうツアー「水俣の物語にふれる旅」を開催しました。パルシステムの柑橘類とお茶の産直産地を訪ね、生産者との交流を深めました。また環境の町として歩み始めた水俣のくらしや、環境の取り組みを学びました。

 パルシステム連合会は、「産地へ行こう。」ツアーを開催し、命を育む食の生まれ故郷を訪ねる「体験」と「発見」を通して、産地生産者と生協組合員の交流を深めています。

 10月12日から14日、今年度10回目となる「産地へ行こう。」ツアーは、パルシステムの「ふーどの甘夏」やみかんなど柑橘類の産直産地、熊本県の「水俣・不知火ネットワーク」を訪ねました。組合員とその家族18名が参加し、生産者との交流を深めました。


■パルシステムの柑橘類とお茶の産地で生産者と交流

参加者全員で記念撮影

 晴天の鹿児島空港では、「水俣・不知火ネットワーク」の生産者であり、長年、水俣で環境活動を続けている谷洋一さんが迎えてくれました。

 その日は、まず水俣エコタウンにある洗瓶工場、(株)田中商店を訪ねました。びん洗浄設備を見学し、田中専務から水俣エコタウンの概要や、ガラスびんを使ったリサイクルの工芸品作りのお話をうかがいました。水俣市役所では、公害をきっかけに環境の町として生まれ変わりつつある水俣市の環境の取り組み、ゴミ分別などのお話を聞きました。

 2日目は、水俣・不知火ネットワークの柑橘園のほ場を見学しました。生産者の「公害の体験と勉強会で得た知識をもとに、農薬や化学肥料に頼らない農業を模索し続けてきた。土づくりは乳酸菌発酵肥料が中心で、92年以降、化学肥料は使用していません」とのお話に、“食の安全”への思いの強さを感じました。ほ場は、津奈木湾を見渡せる山の斜面という好立地にあり、見学中にも太陽の温もりを背中に感じました。たくさんの日光を浴びて、美味しいみかんができるということを実感しました。

 昼食は、生産者手づくりの食材でのバーベキュー交流会でした。生産者と参加者が、互いに自己紹介を行い、なごやかで楽しいひとときを過ごしました。


みなまた茶組合の茶畑を見学

 3日目は、パルシステムの「みなまた緑茶」の産地「みなまた茶組合」にて、無農薬、有機栽培のお茶のほ場や製茶工場の見学を行い、美味しいお茶の煎れ方も教えていただきました。

 また、水俣の里山保全や環境教育を進める「愛林館」の沢畑館長には、美しい棚田と清水を案内していただき、水俣の美しい自然にふれることもできました。

 このツアーでは産地交流に加え、水俣病の起きた現場や水俣病資料館も見学し、“水俣病の今”について学んだ参加者からは、「水俣病はまだ終わっていないと感じました」などの感想が寄せられました。

 豊かな自然と、生産者や水俣にくらすみなさんの熱い思いにふれ、参加者全員が水俣の大ファンになったツアーでした。





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