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掲載日:2007年9月12日

「くだもの祭り 2007」を開催しました
パルシステム生産者・消費者協議会は、9月7日(金)、東京都文京区の全林野会館にて「くだもの祭り 2007」を開催しました。パルシステムの生産者や組合員・職員が60人ほど参加し、果物産地の取り組みや工夫を聞き、意見交換をしながらお互いの理解を深めました。

果物を囲んで昼食交流会

 パルシステム連合会の産地生産者と生協、組合員でつくるパルシステム生産者・消費者協議会(略称:生消協)は、9月7日、全林野会館プラザ・フォレストにて、「くだもの祭り 2007」を開催しました。当日は、台風9号が未明に関東地方に上陸、北上を続け産地への被害が予想される中、パルシステムの産直産地の果物生産者23人、パルシステムグループの役職者や関係者38人が集まりました。

 開会にあたり、生消協の香取政典代表幹事より「干ばつなどの異常気象で収穫への影響が予想されるが、生産者の話を聞き、果物ができる背景や環境を理解し、野菜と同じように日々の食事に果物を取り入れて欲しい」と話されました。

 パルシステム連合会の若森資朗理事長からは、「今日の台風のように農業には厳しい自然との闘いという一面があるが、自然への畏怖を知ってこそ、その恵み、果実の甘さも理解できます。日々自然と向き合う生産者と問題意識を共有し、農業を身近に感じて果物を味わうことが必要です」と述べました。生産者を代表し、アップルファームさみずの山下さんは「果物は年一度しか収穫できず、収穫まで3〜5年かかる品種もあります。特に優先排除農薬(※1)の使えないエコチャレンジ(※2)の作物は、日々工夫を重ね我が子のように手塩にかけていることをご理解下さい」とのお話でした。


■生産者と組合員が本音で果物について話しました

白熱する討論会

 この日のメイン、組合員と生産者の討論会では、まさに対面での討論が行われました。

 アップルファームさみずの山下さんからの「蜜入りりんご(富士)は、特殊な機械で蜜が入っていることを確認して高い価格で販売している。蜜が入るかどうかは収穫時期と気候条件の違いでしかない。蜜入りりんごとエコチャレンジのりんごと、みなさんはどちらを選びますか」との問いかけに、ほぼ全員の組合員が「エコチャレンジのりんご」と答えていました。 米沢郷牧場のりんご生産者浅野さんからは「エコチャレンジ商品を組合員はどう理解しているのか」、また組合員からは「産地交流で生産者の苦労を目のあたりにし、努力に見合った価格設定が必要だと感じました」などの意見が出され、活発な意見交流となりました。

 果物試食と昼食交流会後には、「レモンの花は何色?」(回答1)といった果物に関するクイズで盛り上がりました。

 参加した全産地の代表者から、日頃の取り組みや果物への思いが話され、実行委員長の堀口貞夫氏より「消費者の好みの多様化もあり果物の状況は厳しいが、3年前「みかん・りんご祭り」として生産者の要望で始まり、昨年から、くだもの祭りとして多種多様な果物の生産者が参加、今年は、さらに充実した本音の討論で実りあるものとなりました。くだもの祭りを、今後も長く続けていきたいと考えます」とのあいさつで閉会しました。


【資料】

※1 優先排除農薬

「優先排除農薬」とは、国が仕様を認めた農薬のなかでも、パルシステムが定めた「農薬毒性評価一覧表」で、とくに毒性が高いと評価された20成分。「問題農薬」とは、パルシステムが定めた「優先排除農薬」以外で、とくに大きな問題が指摘されている農薬14成分です。

※2 エコチャレンジ

出荷予定産地・生産者のすべてがパルシステムが定めた優先排除・問題農薬を排除し、なおかつ除草剤や土壌くん蒸剤を排除した農産物(トマト、ごぼう、ねぎは土壌くん蒸剤使用可)、または天敵や生物資材の導入により、殺虫剤・殺菌剤の使用総量を削減した農産物。品目によっては、時期や産地により、農薬を使用せずに栽培できているものも含まれます。

(回答1)レモンの花の色は紫色



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