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掲載日:2007年8月1日

中国産原料・製品の安全性の確保につきまして
中国産原料や製品に関し、有害物質や基準値を超える農薬の検出が数多く報道がなされています。多くの組合員のみなさまから不安の声やご意見・ご質問が寄せられています。以下、パルシステムの輸入原料に関する考え方、今後の調査計画などについてお知らせいたします。

1.輸入原料、輸入加工食品についての考え方

 日本の食料自給率は40%と低く、多くの食料を海外に依存しなければ、国民の食生活は成り立たない状況にあります。パルシステムは、国内の食料生産資源を優先活用することで、食料自給率を向上させ、その上で国産・輸入・備蓄の適正なバランスを取るべきだと考えています。このためパルシステムでは可能な限り国産品、国産原料を使用しています。しかし、国産原料の不足、調達コストの大幅な違いなどにより、特に加工食品などでは中国産原料や中国製造のものも少なくありません。

 パルシステムでは、輸入原料、輸入加工食品の取り扱いにあたり、「食品添加物や農薬などの使用に関して、パルシステムの基準に適合し、必要な記録や検査などの証明が取れること」、「原料の仕様や、産地を明確にすること」、「製造加工の品質管理と、安全性の保証を確認できること」などの基準を設け、運用しています。また次のような検査を実施しています。

  1. 取引先及びメーカーでは、現地での栽培状況を、定期的なサンプリングにより調査管理しており、農薬、微生物、外観などのチェックを行っています。また、残留農薬検査をはじめとする品質管理と工場点検を定期的に行い、品質、安全確認を行い、輸入しています。
  2. パルシステムでは独自に「パルシステム商品検査センター」を持っており、微生物検査や残留農薬の検査を、毎年充実させてきています。国の基準より厳しい目標値を定めており、国の基準値が定められている農薬については、基準値の1/10以下である事を目指し、品質向上につとめています。

 また、取り扱いにあたっては、ただ単に調達コストの低減だけを追求するのではなく、現地の人々のくらしや、環境に配慮した生産や流通関係を築いていくことが必要と考えており、上記の安全性に加え、現地の環境への配慮、働いている方の労働条件や労働環境への配慮なども考慮しています。

 現在、中国産原料や製品の安全性等に対する各種の報道が続いています。基本的には、国産・中国産を問わず、厳密な管理のもと、取り扱っていくことが大切であると考えていますが、中国産原料・製品に対す不安が大きいため、再度調査を実施いたします。


2.再調査の内容について

 パルシステムでは、加工品の取り扱いをスタートする際に、農薬検査、微生物検査を義務付けており、証明証の提出を義務付けています。その後も取引先やメーカーのみなさんと協力して、各種の検査をおこなっています。しかし、あらためて中国産原材料、および中国製造工場の調査を実施し、安全確保の徹底を図ることといたします。調査結果は、組合員のみなさんにお知らせいたします。なお、調査終了は10月末を目標としています。

  1. 調査対象商品
    (1)中国産原料(1,530品目)
    • 仕様の第1階層の主原料(5%以上)
    • 野菜、肉、米、魚(調味料、香辛料は除く)
    (2)中国製造工場(中間製造者、最終製造者が中国)(約90工場)
  2. 調査方法
    (1)中国産原料
    • 原料仕入先から、輸入時における原料の農薬検査証明書および微生物検査証明書を取得します。
    (2)中国製造工場
    • 製造品の微生物検査証明書を取得します。
    • 工場点検報告書があれば取得します。
    • 新規工場では、工場点検報告書の提出を義務付けます。





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