前略、お健やかにお過ごしのことと拝察申し上げます。
この度は本会に多額のご寄付を賜り、誠に有り難うございました。心より感謝いたしております。
平成十二年九月の未曾有の噴火災害による全島非難後、四年半もの避難生活を経て三宅村民は帰島となりました。二年半の月日が過ぎ、村民の生活もそれなりの落ち着きを見せておりますが、細かく見ていけば、災害の爪あとが個人の生活に大きな影響を残していることが見て取れます。自然も人心も大きく傷みました。しかしながら、辛抱強く人情厚い島の人々は、島の再生に向けて努力を続けております。
人口の大幅減少、高齢化率の急激な上昇という厳しい状況の一方で、非難前にはいなかった若者たちのたくましい姿もあり、勇気付けられる思いもいたします。
三宅村も本会も厳しい財政運営を強いられています。いただきましたご寄付は三宅島のお年寄りや障害を持つ方々などのために、また、三宅島の地域福祉のために大切に使わせていただきます。
末筆ながら、会員組合員皆様のご健康と連合会の益々のご発展を祈念いたしております。
平成十九年六月吉日
社会福祉法人 三宅島社会福祉協議会
会長 寺本 達
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