
基礎知識から学ぶ「牛乳学習会」を開催しました |
パルシステム連合会は、2月15日(木)アカデミー茗台(東京都文京区)にて、牛乳学習会を開催しました。北海道大学名誉教授の仁木良哉さんより、牛乳について、その基礎知識を中心に科学的な側面からお話いただきました。パルシステムグループの組合員ら約70人が参加し、理解を深めました。 |
パルシステム連合会は、2月15日(木)東京都文京区のアカデミー茗台にて、「牛乳学習会」を開催しました。
全国的にも、またパルシステムでも利用が顕著に減少している牛乳についての学習会に、パルシステムグループの組合員ら約70人が集まりました。講師には、長年にわたり酪農や牛乳の成分を研究している北海道大学名誉教授の仁木良哉さんをお招きしました。
開会にあたり、パルシステム連合会 山本伸司商品統括本部長より「パルシステムでは、サポーターグループ(※)が利用普及への活動を行うなどしていますが、なかなか利用につながらない状況です。人間は命の連鎖の中で生きていると思う。今日は牛乳がいかに人類に必要な食物であるかを聞き、牛乳を再度見直したい」と挨拶がありました。
講演は、「ミルクの科学」と題して行われました。まず、体内でのミルクの作られ方やその成分について、さらに牛乳について説明していただきました。
さらに、牛乳を取り巻くさまざまな風評―「牛乳タンパク質は消化が悪い」「牛乳の脂肪は錆びた脂肪である」など―について、仁木さんは科学的検証を加えずに牛乳を不当に評価したものであると述べ、生物学的、化学的事実をていねいに説明した上で牛乳がいかに優れた食品であるかを説きました。
また、「牛乳を人間が飲むのは摂理に反する」という風評については、生物界の食物連鎖の中で、生きるためには外から食物を摂取しなくてはならないが、農業や畜産をすることにより、ヒトだけが自分で安定的に食物を生産できること、牛乳を飲むのもそのひとつであり、感謝していただかなくてはならないとお話いただきました。
講演の後、会場から牛乳の利用促進に有効な方法について質問が出ると、「さまざまな食物をバランスよく食べることが大事。うまく組み合わせて利用してほしい」とお答えいただきました。
閉会にあたり、パルシステム連合会 野村和夫産直事業部長は、「パルシステムの牛乳は、生協の創成期の組合員さんが“子どもに本物の牛乳を”という想いでつくってきたもので、『タオルを贈る運動』や産地交流などで生産者との関係を密にしてきました。今後も酪農業を考えながら、また食物連鎖の中で、感謝をして牛乳をいただきたい」と話しました。
■参考に以下のページもご覧ください。


※サポーターグループについて詳しくは、以下のページをご参照ください

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