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掲載日:2006年12月8日

第3回「田んぼの生きもの調査 全国シンポジウム」が開催されました
11月26日(日)、パルシステムも参加する「田んぼの生きもの調査プロジェクト」が主催するシンポジウムに、およそ200人が参加しました。専門家の講演や、今年度の田んぼの生きもの調査についての報告などが行われました。

当日の模様の画像 11月26日(日)、東京・千代田区大手町のJAビル「JAホール」にて、パルシステム連合会とJA全農、栽培技術・調査指導研究団体、調査・広報グループ等で構成している「田んぼの生きもの調査プロジェクト」()により、第3回「田んぼの生きもの調査全国シンポジウム」が開催されました。

 パルシステムの産直産地や地域団体、生協組合員と協力して2004年より開始した「田んぼの生きもの調査」は、2005年度プロジェクトを結成し、生物多様性を活用した環境創造型農業を全国に広める活動を行っています。2006年度、この活動は15道県42産地に広がり、さらに東アジア地域にも活動を広げ、環境保全型農業を目指す全国的な活動に発展しました。

 今回の全国シンポジウムには、当日およそ200人が参加しました。記念講演として、国立日本文化研究センター 安田喜憲教授より「稲作漁撈文明が地球を救う」と題してお話いただきました。森を破壊してきた畑作牧畜文明の歴史の中で、自然を大切にする稲作漁撈社会が山や森、川や水を守り、地球環境存亡の鍵をにぎるということを、現在の市場原理主義と対比させて語られました。

 次にNPO法人 農と自然の研究所 宇根豊代表理事から「田んぼの生きもの指標の提案」活動の報告がなされました。自然環境に優しい農業を求めるなら「生きものの実態」を調査してその状況を説明できることが説得力を持つので、自分の田んぼの生きものを調べて、記録に残し、伝え、意見交換などを行う姿勢が大切であるとお話されました。
 また、「コウノトリをめぐるはてしない物語」をテーマに、行政・市民・農協・事業者が一体となって取り組んできた環境教育、地産地消について中貝宗治豊岡市長よりご講演いただきました。
 活動報告として、韓国の洪城プルム生協 鄭ヒョンヨン専務理事より、韓国の環境農業の状況、プルム生協の地域循環型有機農業の紹介、韓日田んぼの生きもの調査の3つについてお話がありました。続いて日本雁を保護する会の呉地正行さんが、農業と環境の共生という視点で、蕪栗沼・周縁水田のラムサール条約湿地のことや冬水田んぼのことなどを話され、最後に、山形おきたま産直センター青年部 目黒祥一さんより今年度から始めた田んぼの生きもの調査について報告がなされました。

 その後、「コウノトリと豊岡の農業を語る」をテーマに、東京大学大学院 鷲谷いづみ教授をコーディネーターにした公開座談会が行われました。
 最後に田んぼの生きもの調査プロジェクト 原耕造代表が、参加者の多くの方が田んぼに入って生きもの調査の実践に加わればいいと結び、終了しました。



)「田んぼの生きもの調査プロジェクト」プロジェクトメンバー
パルシステム連合会、JA全農(SR推進事務局)、(社)農村環境整備センター、NPO法人田んぼ、NPO法人民間稲作研究所、(株)ゼネラル・プレス

■参考

社会的責任と生協事業 第11回 田んぼの生きもの調査
パルシステムの産直米「パルシステムの産直米は「いのちを育む」食と農を広げる運動です。」




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