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掲載日:2006年10月24日

「くだもの祭り 2006」を開催しました
パルシステム生産者・消費者協議会は、10月20(金)、東京・文京区の全林野会館にて、「くだもの祭り 2006」を開催しました。当日は、パルシステムの果物の生産者やパルシステムグループの組合員などおよそ100人が集まり、交流を深めました。

おいしい果物をいただきながら生産者に直接お話をうかがいました。生産者と参加者の画像 パルシステム連合会の取引産地生産者と生協、組合員でつくるパルシステム生産者・消費者協議会(113団体・略称:生消協)は、10月20日(金)東京都文京区の「全林野会館プラザ・フォレスト」において、「くだもの祭り 2006」を開催しました。当日は、パルシステムの産直産地の果物生産者35人が全国から集まり、パルシステムグループの組合員約60人も参加して交流を深めました。

 開会にあたり、生消協生産者幹事のジョイファーム小田原 長谷川さんより、「生産者は、1年に1回しか収穫できない果物をつくる思いの丈を語り、組合員のみなさんは鋭い質問で生産者をたじたじにしてください」との言葉をいただき、パルシステム連合会 若森資朗理事長は「産地では最近、熊の被害で大変だと聞いています。環境破壊などで自然とのバランスがくずれている今、自然を管理していくことが必要で、それには農業の役割が重要。今日は生産者の苦労に向き合い、私たちの果物についてしっかり考えていきたい」と挨拶しました。

 続いて、エコチャレンジ栽培の取り組みや思いなどを、みかんの産地「ジョイファーム小田原」(神奈川県)、りんごの産地「天童果実同志会」(山形県)、柿の産地「大紀コープファーム」(和歌山県・奈良県)、ぶどうの産地「やはた会」(山梨県)からご報告いただきました。最近は温暖化の影響からか害虫が大発生し、この対応がエコチャレンジ栽培ではいちばん大変とのこと。
 昨晩木から獲ってきたという被害果が会場にまわされると、組合員さんたちは興味深く手にとっていました。カメムシを網で追いかけたり、こまめに草を刈ったりと、農薬を使わないようにぎりぎりのところまで病害虫と格闘している生産者の姿や、ポジティブリスト制に関することなどさまざまな努力をしている姿がうかがえました。

「くだものクイズの景品です」組合員の親子の画像 昼食交流では、テーブルに各産地から提供していただいたいろいろな品種のりんごやぶどう・みかん・柿がたくさん並び、生産者を囲んで試食をしながら交流を深めました。参加者した組合員さんは「今日は外側に多少傷があっても食べられることを知りました。子どもたちには果物みたいに、人間も見た目じゃないことを伝えたいです。参加できてほんとうによかった」と話されていました。

 最後に無茶々園の大津さんは、「昨年の『りんご・みかんまつり』で『みかん産地もエコチャレンジ栽培を取り組もう』と確認しあい、たくさんの産地が挑戦してくれました。いろいろな被害に遭い、収量が減る事態になってもがんばっているので、組合員のみなさんにもご理解いただき外見が多少悪くてもたくさん食べていただきたい」と話されました。
 その年の気候で大きく作柄が変わってくる果物ですが、今回の「くだもの祭り」はそれにかかわる栽培、特にエコチャレンジの苦労や工夫を身近に感じ、収穫の時の喜びを共有することができました。またひとつ生産者と消費者である組合員さんとの理解や“私たちの果物”という実感を深めることができました。

※エコ・チャレンジ

出荷予定産地・生産者のすべてがパルシステムが定めた優先排除・問題農薬を排除し、なおかつ除草剤や土壌くん蒸剤を排除した農産物(トマト、ごぼう、ねぎは土壌くん蒸剤使用可)、または天敵や生物資材の導入により、殺虫剤・殺菌剤の使用総量を削減した農産物。品目によっては、時期や産地により、農薬を使用せずに栽培できているものも含まれます。

*「優先排除農薬」とは、国が仕様を認めた農薬のなかでも、パルシステムが定めた「農薬毒性評価一覧表」で、とくに毒性が高いと評価された20成分。「問題農薬」とは、パルシステムが定めた「優先排除農薬」以外で、とくに大きな問題が指摘されている農薬14成分です。



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