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掲載日:2006年10月5日

豚肉の産直産地にて「林牧場公開確認会」を開催しました
9月28日(木)、パルシステムの豚肉の産直産地である「株式会社 林牧場」(群馬県)にて、消費者である生協組合員が生産者といっしょになって食の安全を確認する「公開確認会」を開催しました。生協組合員や関係者ら約60人が参加し、産地の理念や生産上の工夫などを確認しました。

事前監査の様子の画像。監査人は畜舎通路の窓から内部を視察しました パルシステム連合会は、9月28日、パルシステムの豚肉の産直産地、「株式会社 林牧場」にて、「林牧場公開確認会」を開催しました。パルシステムの「公開確認会」は、1999年から始まり、今回で67回目の開催となります。消費者である生協組合員が日ごろ食べている食べ物の産地を訪れ、生産肥育管理の記録などの生産履歴を確認し、「食の安全」に取り組みます。また生産者と交流を深め、「顔の見える産直」の構築もすすめています。

 林牧場は群馬県の赤城山麓に展開する企業養豚であり、パルシステムにとって比較的新しく供給が始まった産地です。企業理念として、世界一安全で最高においしい豚肉を生産すること、環境への配慮などを掲げています。豚の健康については、養豚先進国から学んだ資材・施設や技術を取り入れたり、自社においても肥育管理の研究を続けたりと、留まることなく常においしい豚肉を生産する努力をされています。

 当日はパルシステムの組合員や役・職員、流通関係者など約60人あまりが参加しました。そのうち生協組合員を含めた監査人5人は、生産者から公開された生産実態報告表や配合飼料成分表などの各種書類の閲覧・監査、畜舎内での視察を事前におこない、監査すべきポイントごとにそれぞれチェックや聞き取りをおこないました。

 一般参加者は外からの畜舎視察の後に監査人と合流し、公開確認会が開会しました。冒頭、パルシステム連合会野村産直事業部長より、「現在畜産生産指標を作っており、畜産のどんな点を見るか、というポイントをこの公開確認会を通じて見ていきたい。また、林牧場は多くの理念を持ち実現をしている産地であり、その生産者の努力をしっかり見て、それを広めていきたい」と、開会の挨拶がなされました。
 また、林牧場の林邦雄社長は「汚い、くさいと思われがちな養豚業で、私のテーマは『マイナスのイメージからの脱却』。働く人が生き生きとし、豚をストレスが軽減された環境で健康にすくすくと育て、おいしく安全な豚肉を生産したい」と思いを話されました。
 続いて林牧場の概要や飼育管理、糞尿処理などについて林篤志専務より、と畜・流通については仕入れなどを担当している伊藤ハム株式会社の伊藤隆雄主事よりご説明をいただきました。防疫対策により入室ができなかった畜舎内部は画像や動画を用いて解説され、実際の様子を知ることができました。

 監査人所見では「スリーサイト方式(※)や環境に配慮した糞尿処理施設がすばらしい」、「文字通り今後の養豚界を担う存在であり、日本の畜産を一緒に守っていきたい」といった絶賛の声が多く聞かれました。最後に、(株)パル・ミートの顧問である大井宗孝獣医師より、「アンテナを高く張られていて規模拡大も考えているようなので、飼料の自給といった諸問題への取り組みも含め、今後の更なるステップアップを期待したい」と監査のまとめがなされました。

※スリーサイト方式:繁殖・離乳・肥育の各農場の立地を離すことによって、病気の拡大を防ぐ技術。

事前監査の様子の画像
事前監査にて。林専務(左から2人目)
から各種書類の説明を受けました。
「バチルス菌」の培養槽の画像
臭気対策に活躍している「バチルス菌」
の培養槽。
分娩豚房の画像
分娩豚房。赤い箇所は床暖房で、
子豚は快適に寝られます。
農場内のコンポストの画像
豚糞を発酵・乾燥させるコンポストを
農場内に設置しています。
飼料の画像
生育段階ごとに変わる飼料の実物も
公開されました。
書類の確認をする一般参加者の画像
一般参加者も書類の確認をしました。
公開確認会会場の模様の画像
公開確認会会場の模様
思いを語る林牧場の林邦雄社長の画像
林邦雄社長が思いを語られました。



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