本文へジャンプ
ここから上部共通ナビゲーションです
パルシステムのトップへ戻る
パルシステムのトップへ戻るパルシステム加入のご案内トップページへ資料請求する(資料請求フォームが開きます)お問い合わせ一覧ページへサイトマップへ
ホーム > ニュース一覧 > ニュース
ここから本文です

ニュース 目次に戻る



掲載日:2006年9月22日

「JAいぶすき(鹿児島くみあい食品)公開確認会」を開催しました
9月15・16日、パルシステムの青果の産直産地であるJAいぶすきにて、消費者である組合員が生産者といっしょになって食の安全を確認する「公開確認会」を開催しました。パルシステムからは50人が参加し、オクラとかぼちゃを対象品目に書類の審査や圃場視察をおこないました。

オクラ圃場視察の様子の画像 パルシステム連合会は、9月15・16日の2日間、鹿児島県指宿市にて、「JAいぶすき(鹿児島くみあい食品)公開確認会」を開催しました。パルシステムの「公開確認会」は、1999年から始まり、今回で66回目の開催となります。消費者である生協組合員が日ごろ食べている食べ物の産地を訪れ、農薬の使用に関する記録や栽培方法などの生産履歴を確認し、「食の安全」に取り組みます。また生産者と交流を深め、「顔の見える産直」の構築もすすめています。

 今回の公開確認会は、オクラとかぼちゃを対象品目に、パルシステムの青果の産直産地「JAいぶすき」と、出荷した商品を取りまとめている「鹿児島くみあい食品株式会社」の協力で開催しました。
 パルシステムからは組合員や役職員など50人が参加。当日は台風が近づいており、生産者のみなさんは圃場に寒冷紗(布)をかけるなど台風対策に忙しい中、参加者を受け入れてくださいました。公開確認会の開会にあたって、パルシステム連合会 若森資朗理事長は「公開確認会を通じて生産者と消費者が共通の目標を持ち、日本の農業の発展や環境の維持、そして食のことを考えたい」と挨拶を述べました。

 産地側が公開した生産日誌や出荷伝票などの書類と生産者からのヒアリングにより、パルシステムに届くオクラとかぼちゃがどのように栽培されたものなのかを確認しました。オクラは県認定の「エコファーマー」という契約グループ(現在51人)で生産され、春と秋の年2回栽培されるかぼちゃは国が制定した特別栽培基準に基づいて生産されています。それぞれ安心・安全に取り組んでいるとのことで、肥料や農薬については特に詳しい確認がなされました。また、オクラとかぼちゃの集荷場や育苗センター、実際に栽培している圃場を視察しました。組合員は、自分でもいだオクラを試食し、もぎたてはサクサクして、ほのかな甘みがあることに驚いていました。

監査の所見を述べる監査人の画像 監査人からは「安心安全なものをつくる努力が見えた」「環境保全型農業への取り組みが確認・理解できた」といった産地を評価する声が出る一方、「県認証や農協の認証制度などパルシステムの『エコ・チャレンジ』とは違う基準があり複雑」「個人までトレースできる仕組みを作り、届く野菜に生産者カードを入れてほしい」など今後の期待も述べられました。
 パルシステム連合会 野村和夫産直事業部長は、「『エコ・チャレンジ』などの表示をすればするほど欠品が多くなってしまうのも現状であり、表示がなくとも各産地では栽培努力をしていることを理解してほしい。そして、パルシステムブランドとして確立していきたい」と監査をまとめました。
 監査人の所見を受けて、JAいぶすき 生見詮治組合長は、「今回意見があった事項については検討し、みなさんの声にこたえていきたい。また、末長く交流していきたい」と話しました。

 パルシステムは、生産者と消費者が交流を持ちながらお互いに高め合う関係を目指します。

監査人による事前監査の様子の画像
監査人による事前監査(各種書類の確認)。
生産者(左)から詳しい説明を受けました。
「公開確認会」会場の模様の画像
一般参加者も合流して始まった「公開確認会」会場の模様。生産者側による産地の説明や栽培基準についてのプレゼンテーションや事前監査報告がされました。
オクラの集荷場見学の様子の画像
オクラの集荷場にてネット詰めを見学。
詰められたオクラの画像
詰められたオクラ。鹿児島くみあい食品を通じてパルシステムに届きます。オクラは5〜9月の企画予定です。
開聞岳と育苗センターの画像
開聞岳と育苗センター
かぼちゃの圃場視察の様子の画像
かぼちゃの圃場にて。生えているのは農薬飛散対策に植えているソルゴー(モロコシ)。秋かぼちゃは芽が出たばかりで、台風対策の布をかぶせていました。春かぼちゃは5〜6月、秋かぼちゃは12〜2月の企画予定です。
監査人の所見を熱心に書き留める生産者のみなさんの画像
監査人の所見を熱心に書き留める
生産者のみなさん。
記念撮影の画像
全員で。確認作業・交流ともに充実した2日間でした。



このページの上へ戻る