本文へジャンプ
ここから上部共通ナビゲーションです
パルシステムのトップへ戻る
パルシステムのトップへ戻るパルシステム加入のご案内トップページへ資料請求する(資料請求フォームが開きます)お問い合わせ一覧ページへサイトマップへ
ホーム > ニュース一覧 > ニュース
ここから本文です

ニュース 目次に戻る



掲載日:2006年9月12日

「青年農業者交流会」を開催しました
9月7日(木)午前10時より、東京・文京区の全林野会館にて、パルシステムの生産者や生協組合員140名が参加し、「青年農業者交流会」を開催しました。次世代を担う若手生産者と生協組合員は「仲間作り」をテーマに、地域や産地間、生協組合員とのつながり作りや仲間作りについて大いに語り合いました。

「140名が集まりました」会場の様子の画像 パルシステム連合会の取引産地生産者と生協、組合員でつくるパルシステム生産者・消費者協議会(以下、生消協)は、9月7日(木)東京・文京区の全林野会館「プラザ・フォレスト」において、食と農セミナーの第1回目として「青年農業者交流会2006」を開催しました。

 若手生産者どうし、また消費者である生協組合員との交流をはかる青年農業者交流会は今年で5回目ですが、生産者が実行委員会を作って運営する形式は昨年に続き2回目。今回「仲間作り」をテーマにした交流会に、パルシステムの全国の生産者74名、生協組合員44名、生協職員22名の140名が集まりました。

 まず茨城大学の中島紀一教授による基調講演では、親の世代が青年団活動などで培ってきたようなじょうずに議論や話ができる「仲間作り」の重要性と、柔軟な「構想力」について語っていただきました。「次の世代を引き継ぐ若手生産者には、地域や産地間で仲間を広げながら、固定観念にとらわれず次の10年へ向けて構想力を翻していく力が問われている。仲間どうしでどこに向かってどう突っ走るかを語り合いながら、次の時代を開いていってほしい」という、熱いメッセージをいただきました。日本の農業の将来の話ではメモをとる手がいっせいに動き、若手生産者たちの関心の高さが伺えました。

パネルディスカッションの様子の画像 続いて「仲間作り」をテーマに、生産者代表の米沢郷牧場 伊藤幸蔵さん、花咲農園 今野克久さん、生協組合員代表のコープやまなし 白川恵子さん、ユーアイコープ 小林道子さん、生協職員代表のパルシステム連合会商品企画部 栗田典子部長がパネラーとなり、中島教授をアドバイザー、花咲農園の戸澤藤彦さんをコーディネーターとしてパネルディスカッションを行いました。それぞれの立場でかかわっている仲間作りについて、またこれからの仲間づくりにかける思いや夢などが話されました。

 生産者からは「これからは兼業、専業に関わらず同じ仲間としてつきあいたい」「環境問題は地域の人々との仲間作りから」、組合員からは「食べる」という共通の営みを通しての仲間づくりの実践が出され、このなかで、「仲間というものを『食』という共通性を持った生活者と捉え、食べ物を素材にいろいろな仲間作りをしていきたい」という共通の思いが生まれました。中島教授からは「仲間作りは粘り強さとていねいさが必要。ぜひ自分の人生を支えるような仲間を作ってください」とエールをいただきました。

 昼食交流後、15グループに分かれ、生産者と消費者が「仲間作り」と「お互いに期待することや夢」について語り合い、グループごとに発表しました。ときどき詰まりながらも「仲間作りはイベント的なものではなく地味で時間がかかるもの。日々の積み重ねを大事にしたい」「仲間を呼ぶのは人だから、自分自身を高めたい」と一生懸命に発表する生産者が印象的でした。

 最後に実行委員会を代表して花咲農園の戸澤さんが、「笑ったり、仕事したり、けんかしたり、悩んだり、酒を飲んだり、そういうことをいっしょにする仲間がいて農村コミュニティは成り立つと思っている。この交流会を『仲間づくり』のスタートとして発展させていきたいと思う」と述べると、共感の拍手が会場中に響きました。



このページの上へ戻る