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掲載日:2006年9月1日


パルシステム協力会の「品質管理学習会」開催しました
8月25日(金)、パルシステムのお取引先の皆さんによって構成する「パルシステム協力会」が、協力会の会員を対象に品質管理学習会を行いました。


JA魚沼みなみでの公開確認会(2006.07.01-02.)の画像 パルシステム連合会のお取引先の皆さんによって自主的に組織された会「パルシステム協力会」は、8月25日(金)、東京・大田区産業プラザで「品質管理学習会」を開催しました。協力会会員各社から品質管理担当者など約150人が参加しました。

 学習会では、始めにパルシステム連合会の監物今朝雄品質管理部長からパルシステムの品質管理への考え方や、工場確認体制についての説明がなされました。パルシステムでは生協自らが行動する点検を強化しており、工場の確認は、パルシステムが行う「工場の定期点検」、お取引先の「定期自主点検報告」、帳合先会社が行う「帳合先主要商品定期点検報告」の3つの体制で取り組んでいることなどが説明されました。
 また、生協の特徴として、「組合員=リピーター」であるが故に、「この前と違う」「前回よりも少し塩辛い」という理由が調査対象になる事が多いとの話がされ、参加者は興味深く耳を傾けました。

 続いて、イカリ消毒株式会社の島田博行CLT研究所所長より、「あるべき現場監査のシステム〜製造現場における調査診断の考え方とその実際〜」と題し、講演をしていただきました。
まず、何のために監査をするのかのお話がありました。審査を受けること自体が目的なのではなく、再発防止や予防することが目的なはずであること、また、今の監査システムでは文書で表現する場面が多々あるが、文書は人に伝え残すためのものであることを意識して書かなければならないことを話されました。
 食品安全の構築のためには、工場の現場レベルでの危害管理や組織的な検証の実施などが必要であることから、現場の衛生管理ルールの再確認や、点検確認はリアルタイムに記録をする必要性など、実際の工場の写真や資料を示しながら、現場精査の重要性を説かれました。

講演する島田博行氏の画像 その後、品質管理の先進的な取り組みの事例報告として、株式会社パル・ミート山形事業所と、共生食品株式会社の二つの報告がなされました。パル・ミート山形事業所ではパルシステム独自の品質保証認定制度(※)に対応した「TASIQA推進チーム」が2006年度始動し、作業マニュアルの見直しや職場巡回による見直しなどに積極的に取り組んでいるとのことでした。共生食品では、従業員の衛生教育を徹底する努力や、工場間で相互視察を行い、良いところ・悪いところを見つけることでお互いの意識向上へつなげている事例が紹介されました。

 参加者はみな熱心に聞き入っており、品質管理向上に向けた熱意を感じさせる学習会となりました。

■「パルシステム協力会」について

 1990年に発足し、現在はパルシステムグループのお取引先289会員で構成されています。会の中には「組合員交流委員会」、「物流部会」、「環境部会」、「品質管理部会」、「異業種交流部会」の1委員会4部会活が設置され、組合員の皆さんに安心して利用していただける商品づくりや業務品質の向上に努めています。各種イベントへの協賛や工場見学、学習会への協力など、パルシステムの活動にともに取り組んでいます。
 今回の「品質管理学習会」は協力会の会員を対象に、この協力会の活動部会の一つである「品質管理部会」が主催し、パルシステム連合会品質管理部が協力して開催するものです。品質管理部会では、「HACCP」「TASIQAシステム(※)」(パルシステム品質保証認定制度)の普及啓蒙や一般的衛生管理の推進に取り組んでいます。

※パルシステム品質保証認定制度/TASIQA(たしか)システム
Trial(試み) Authorization(認証) for Safety(安全) Improvement(改善) and Quality(品質) Assurance(保証) system(制度)の略。これまでのパルシステム協力会とのHACCPの取り組み実績をふまえ、2002年度にパルシステムの独自性を組み込んだ「自主認定制度」。試験運用の後、2005年度に制定。このシステムにより工場の公開確認会を行っており、2006年度からは更新監査や認定証の発行を行う予定です。


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