去る7月20日、第55回全国農業コンクール(毎日新聞社、愛媛県主催、農林水産省など後援)全国大会が松山市の県民文化会館にて開かれました。
このコンクールで、パルシステムのかんきつ類の産直産地、「無茶々園」(愛媛県)と、リンゴの産直産地「ゴールド農園」(青森県)がともに園芸部門で優秀賞を受賞しました。
愛媛県の農事組合法人「無茶々園」は、除草剤や化学肥料を使用せず、農薬をできるだけ使わないかんきつ類の生産をしています。
自分たちの農法を確立し、2001年には農薬削減や肥料袋リサイクルなどが評価され、農家では珍しい、環境に関する国際規格「ISO14001」を取得しました。現在は約80件の農家が有機栽培作物を生産しており、新規就農者の研修や、消費者との交流などにも積極的に取り組んでいます。
青森県の農業生産法人・有限会社「ゴールド農園」では、果実の周りの葉を摘むという、リンゴ栽培では広く普及している作業をあえてしていない独自ブランド、「葉とらずりんご」を生産しています。葉を摘むと真っ赤なリンゴが育ちますが、葉の活動を絶ってしまうため、味が悪くなります。
ゴールド農園のリンゴには実のところどころにまだら模様がありますが、味が良いと評判です。
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