本文へジャンプ
ここから上部共通ナビゲーションです
パルシステムのトップへ戻る
パルシステムのトップへ戻るパルシステム加入のご案内トップページへ資料請求する(資料請求フォームが開きます)お問い合わせ一覧ページへサイトマップへ
ホーム > ニュース一覧 > ニュース
ここから本文です

ニュース 目次に戻る



掲載日:2006年7月7日

やはた会にて「公開確認会中級監査人講習会フィールドワーク」を開催しました
6月24日(土)、「公開確認会」の監査人を育てる「公開確認会中級監査人フィールドワーク」をパルシステムの果物類の産地「やはた会」(山梨県)にて開催しました。組合員や役職員など40名が参加しました。

ブドウ畑でのかさがけの様子の画像 パルシステム連合会は、消費者である組合員自身が農畜産物の安全性を確認する「公開確認会」に1999年より取り組んでいます。また、公開確認会を充実させるものとして生協組合員・役職員・生産者を対象とした「公開確認会監査人講習会」を2001年より毎年開催し、2003年からは中級監査人講習会、2005年度からはフィールドワークの手法を取り入れた監査人講習会に取り組み、監査人のレベルアップを図っています。

 6月24日(土)、パルシステムの果物類の産地である「やはた会」(山梨県)で「公開確認会中級監査人講習会フィールドワーク」を開催しました。組合員及び役職員など40名が参加しました。

 当日は雨の予報でしたが、午後に向けて日差しが出て、暑いほどになりました。午前中は日本オーガニック検査員協会の水野葉子さんから監査人の心構えについて講演をしていただきました。その内容を踏まえて、午後はグループワークを実施。受講者6名前後のグループに、やはた会の生産者が2名、アドバイザー(オーガニック検査員)1名がつき、生産に関する帳票の見方を教わったり、栽培履歴について聞き取りを行いました。

 フィールドワークは、ブドウ、モモ、スモモ、有機キウイフルーツのグループに分かれ、それぞれ生産者の果樹園で実施しました。ブドウの畑では、まだ青いぶどう(デラウエア)にかさがけ(鳥よけ)をする作業を手伝い、人が乗るタイプの草刈機を実際に動かして見せていただきました。有機キウイでは、有機栽培ではない果樹園に囲まれているため、その中で有機栽培を行うのは大変なご苦労があり、農薬の飛散に関してはとても神経を使っているそうです。モモのグループでは、袋がけ作業をお手伝いさせていただきました。スモモのグループでは、摘果の実演を見せていただきました。今後は袋がけで農薬を減らそうと考えているそうです。

グループワークの様子の画像 果実は一般的に農薬を減らすことが難しいと言われていますが、やはた会では農薬を使用する代わりに土作りにこだわり、それぞれの生産者がそれぞれの工夫で、おいしく、安全な果物を届けようと努力されていることがわかりました。
 やはた会代表の雨宮さんは、「土作りが大事。除草剤ではなく、草刈機で除草します」とおっしゃっていました。実際に雨宮さんのブドウの畑では、天然のクローバーなどが生えていて土がやわらかく、足の裏に心地よい感触でした。この土は、水はけがよいと同時に通気性もよく、この土作りがよいブドウ作りにつながるそうです。しかし、一般の除草剤を使用する畑では、土が固くなり、水はけも悪いためコケが生えたりするそうです。組合員も、慣行栽培()の圃場と比較して、雨宮さん達のこだわりに納得していました。

 1年のうち最も忙しい時期の、大切な梅雨の晴れ間に、丸1日パルシステムの組合員のために時間を割いてくださった生産者の方々に感謝して、会を終了しました。

各県での基準が定められている、農薬や化学肥料を使用している通常栽培。




このページの上へ戻る