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掲載日:2006年6月26日

ちば緑耕舎にて「公開確認会中級監査人講習会フィールドワーク」を開催しました
6月17日(土)、「公開確認会」の監査人を育てる「公開確認会中級監査人フィールドワーク」を、パルシステムの米の産地「ちば緑耕舎」にて開催しました。初級監査人講習を修了した生協組合員や役職員ら36名が参加しました。

生産者(右)から説明を受ける参加者の画像 パルシステム連合会は、消費者である組合員自身が農畜産物の安全性を確認する「公開確認会」に1999年より取り組んでいます。また、公開確認会を充実させるものとして生協組合員・役職員・生産者を対象とした「公開確認会監査人講習会」を2001年より毎年開催し、2003年からは中級監査人講習会、2005年度からはフィールドワークの手法を取り入れた監査人講習会に取り組み、監査人のレベルアップを図っています。

 2006年度第一回目の「公開確認会中級監査人講習会フィールドワーク」を6月17日(土)、パルシステムの米の産地である「ちば緑耕舎」(千葉県)で行い、組合員・役職員・生産者・オーガニック検査員(3名)計36名が参加しました。

 雨を心配していましたが当日は晴れ、5月に植えられた若い稲が風にそよぐ中、実地研修を行いました。午前中は水野葉子さんから、監査人の心構えについて講演をしていただきました。その内容を踏まえて、午後はグループワークを実施。5〜6名のグループごとに、ちば緑耕舎の生産者が2名、アドバイザー(オーガニック検査員)1名がつき、生産に関する帳票の見方を教わったり、栽培履歴について聞き取りを行いました。
 その後、田んぼにも足を運び、帳票の内容を現場でも確認しました。稲は植える前に苗をプールのような場所で育てます。そのハウスや苗も見せていただき、野菜とは違う生産工程を確認しました。ちば緑耕舎の一部は東京都に水を供給している利根川流域にあるため、ヘリコプターによる農薬散布が禁止されているなど、地域による生産の条件の違いを知りました。

 ちば緑耕舎で取り組んでいる「ふゆみずたんぼ」()も見学。生産者が長年かけて開発した草取り機の実演をしていただきました。農薬や除草剤を使用せずに生産を行っているため、生き物がたくさんいます。当日は、ドジョウやメダカ、ギンヤンマを見ることができました。冬には白鳥が500羽ほど渡ってくるそうです。

グループワークの様子の画像  組合員からは、「生産者それぞれが農薬を減らしたり、食味を向上させるための努力をされていることを知ることができ、パルシステムのお米が違って見えてきた」などの感想をいただきました。
 今回は、ちば緑耕舎婦人部の方のご好意で、ちば緑耕舎のお米で作ったおにぎりや、豚汁、お漬物などの昼食をいただきました。生産者を目の前にして食べる、おにぎりの味は格別でした。

 中級監査人講習会を終了した方には、公開確認会の監査人として活躍していただきます。今後のスケジュールは下記のようになっていますので、ご参加については各会員生協にお問い合わせください。

資料

「ふゆみずたんぼ」とは

稲刈りのあとの田んぼには水をいれないのが一般的です。しかし、「ふゆみずたんぼ農法」はじつは日本の米産地に多い低湿地に適した農法と言われています。冬に水を張ることで、さまざまな生きものが増えてきます。生きものは有機質肥料を分解し、トロトロの土を作り、雑草を抑えます。この農法は「自然の生きものの力を生かした新しい稲作」として注目されています。パルシステムでもいくつかの産地で実験を始めています。


■2006年度公開確認会監査人講習会 日程表


【公開確認会 初級監査人講習会】

開催日 対象生協 開催地
5月23日(火) 神奈川ゆめコープ 神奈川県
5月25日(木) ハイコープ 茨城県
5月27日(土) ドゥコープ/ユーアイコープ 埼玉県
6月21日(水) コープやまなし 山梨県
6月29日(木) エルコープ 千葉県
7月8日(土) 東京マイコープ 東京都

【公開確認会 中級監査人講習会フィールドワーク】

開催日 内容 対象産地 開催地
6月17日(土) ちば緑耕舎 千葉県
6月24日(土) 果実 やはた会 山梨県
9月2日(土) 畜産 ポークランド 千葉県(会場:(株)パル・ミート)
12月9日(土) 野菜 沃土会 埼玉県


■「公開確認会監査人講習会」


1. 公開確認会監査人講習会の目的

パルシステム連合会の公開確認会に出席いただく監査人について、生協組合員・役職員・生産者を対象に監査人講習会をすすめています。監査人講習会の目的は以下のとおりです。

1) 公開確認会の位置づけ・役割について理解する。
2) 生協産直を取り巻く情勢・状況認識について理解する。
3) 新JAS有機認証の法律的な知識や検査認証の技能を深める。
4) 栽培管理記録と各種書類の監査の仕方について理解を深める。

中級監査人講習会では、以上に加え、さらに以下の3項目の講習を行います。

1) 監査人として最低限度必要な法令知識を習得します。特に、新JAS法や農薬取締法等、法令要求事項の理解を深めます。
2) 事業に必要な内部規定や生産工程管理規定等を策定・管理し、実践を評価できる技能を深めます。
3) 契約事項・約束事項等・要求項目についてリスクを評価(分析)し、管理できる技能を深めます。
2. 受講対象者(監査人対象者)

パルシステム連合会組合員・職員・生産者
受講していただいた方は、公開確認会の監査人として各地域の確認会に出席していただきます。


■2006年度公開確認会 日程表


開催日 企画名 対象 開催地
7月1・2日(土・日) JA魚沼みなみ公開確認会 農産(米) 新潟県
9月15・16日(金・土) JAいぶすき(鹿児島くみあい食品)公開確認会 農産(野菜) 鹿児島県
9月28日(木) 林牧場公開確認会 畜産(豚) 群馬県
11月8・9日(水・木) 薄農場公開確認会 畜産(牛) 福岡県
2月17日(土) JAちばみどり 海上産直部会公開確認会 農産(野菜) 千葉県
3月15・16日(木・金) こんせん牛乳公開確認会 牛乳 北海道




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