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掲載日:2005年10月28日

フィリピン「ATC 公開確認会」を開催しました
パルシステム連合会は、10月22日(土)、バナナの国際産直産地、フィリピン・ネグロス島において「ATC(オルター・トレード・コーポレーション)公開確認会」を開催しました。首都圏の生協組合員ら32名が現地を訪れ、生産者と消費者がいっしょに生産基準や出荷管理などについて確認しました。

ほ場見学の模様の画像。バナナの果実の先についた枯れた花を取り除く作業をしました。 パルシステム連合会は、2005年10月22(土)、バナナの国際産直産地、フィリピン・ネグロス島において「ATC公開確認会」を開催しました。海外では昨年開催したタイ・バンラート農協に続き2産地目、通算で62産地目の公開確認会となりました。

 10月19日(水)から23日(日)までの5日間、パルシステムグループの生協組合員・役職員や、同じくバナナの産地、タイ・バンラート農協産直協議会などから32名が、現地を訪れました。

 公開確認会に先立ち、一行は各産地の生育状況や、集荷場、パッキングセンターを見学しました。バナナは山の上に生育しており、出荷の際バナナは急斜面の岩の突き出た道を揺られることを目の当たりにしました。パッキングセンターでは、8月の事前視察の際にはなかった網戸が取り付けられ、異物混入対策が図られていました。

挨拶をするATC代表取締役 ダニーロ・ギニアボ氏の画像 22日(土)に開催した公開確認会では、開会にあたり、パルシステム連合会太田朝昭理事長は「皆様の準備に感謝します。バナナの出荷工程を身をもって知ることができました。ATCと行政機関とのつながり、事業だけではない『絆』を確認できました」と挨拶されました。また、ATC ダニーロ・ギニアボ代表取締役社長より「バナナの生産を始めてから16年が経ちました。ネグロス島で行われる初めての公開確認会。これがステップの一つとなると考えています」とご挨拶いただきました。

 その後、産地の組織概要や理念、歴史、民衆交易の意義、バナナの生産・出荷などの説明がATCスタッフ及び生産者などからなされました。参加者は、ATCスタッフや生産者に話を聞くとともに、公開された資料に目を通しながら、生産・出荷の流れや生産基準等について確認しました。会場からは「ATCから生産者に対して、民衆交易の意義などについて、契約前に細やかな説明を行うべく努力していることに驚いた」、「生産技術の指導も、生産者にわかりやすく伝える工夫がされている。日本でも生かせる部分があるのでは」など多くの意見が出されました。

 終了後、ATCスタッフ及び生産者など総勢200名が参加して盛大な交流会が開催され、生・消の交流を深めました。日本からは歌を、ATCからはフィリピン伝統の歌やダンスが披露されました。

 参加した生協組合員より「海外の産地ということで、なかなか身近に感じることは難しいけれど、今回参加してお互いをよく理解できる良い機会となりました」との感想が寄せられました。また、タイの生産者は「ATCと生産者が協力し、さらに日本がそれをサポートする関係が必要です。ほ場もよかった」と述べていました。

資料

【ATC】


オルター・トレード・コーポレーション。1987年にフィリピン・ネグロス島で、自前の地域流通システムをつくることを目指して設立された会社です。現在、主な事業としてバランゴンバナナ、マスコバド糖の出荷をおこなっています。ネグロス島の州都であるバコロドに本社、マニラに輸出業務を担う支社があります。 日本への輸入・販売はATJ(オルター・トレード・ジャパン)がおこなっています。

*ATJについて詳しくは、以下のページをご覧ください(新しいウィンドウが開きます)。

オルター・トレード・ジャパン




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