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掲載日:2005年9月27日

「産地へ行こう。ささかみ稲刈りツアー」を開催しました
パルシステム連合会は、9月24(土)から25日(日)まで、新潟県阿賀野市において「産地へ行こう。ささかみ稲刈りツアー」を開催しました。首都圏から組合員ら約90名がささかみを訪れました。生産者や地元生協組合員らが加わり総勢172名で稲刈りをし、ともに収穫を喜び合いました。

稲刈り体験の模様の画像 パルシステム連合会は、「産地へ行こう。」ツアーを開催し、命をはぐくむ食の生まれ故郷を訪ねる「体験」と「発見」を通して、産地生産者と生協組合員の交流を深めています。2004年度は22回のツアーを開催し、2,253名の生協組合員が産地を訪れました。今年度も20のツアーを企画しています。

 生協組合員が5月に田植え、6月に草取りをした田んぼで稲刈りをおこなう「ささかみ稲刈りツアー」に、パルシステムグループの組合員とその家族88名が参加しました。ささかみに到着してからは生産者だけでなく、新潟総合生協の組合員、新潟大学の学生も交え、収穫体験を行いました。

 田んぼの中にはえている雑草の粟の種を落とさないように刈り取った後、畦の周辺から鎌で稲を刈っていきました。風で倒れた稲を起こしながら、慣れない手つきでがんばりました。その後は、コンバインで刈り取り。参加者もコンバインに乗せてもらい、機械による稲刈りの体験もできました。稲を刈り、脱穀した後の稲の束を乾燥させるため、ハウスの中に運ぶところまでの作業を体験しました。また、ささかみと産地間協定を結んでいる北海道・野付漁協から、鮭を熟成させるため無農薬の稲でむしろをぜひ作ってほしいと依頼があり、手刈りをした稲を脱穀した後、むしろを作りました。
 田んぼを見守ってくれた“かかし”は、11月に東京で行われる「たべるたいせつフェスティバル」(主催:日本生協連)で活躍を予定しており、痛んだ衣装を着替えさせました。
 夜の交流会では、新米こしひかりのおにぎり、野付の魚介類を使った握りずしをいただきながら、収穫の喜びを分かち合いました。

野付漁協に贈るむしろ作りの画像 翌日、自然観察は雨のため虫もお休みなのか、あまり見ることができなかったのですが、これも勉強です。稲刈りのときにイナゴやカエルをたくさん捕まえていたので子どもたちから「残念」という声はありませんでした。その他、豆腐作りや、しめ飾り作りに各自参加し、思い思いに楽しみました。しめ飾り作りでは、7月に穂が出る前に刈り取った青い稲と8月のサマーキャンプの時に刈り取りをお手伝いした穂が熟する前の稲を使って「輪飾り」を作りました。年末にパルシステムでご案内している「ささかみのしめ飾り」を実際に作っている皆さんから丁寧な指導を受け、最初は縄をなうところから練習。縄の途中に飾りとなるワラを編み込み「輪飾り」を作り上げることが出来ました。

 産地生産者と参加組合員が作り上げるパルシステムグループの交流企画は、「生産者」「消費者」としてではなく「生活者」として参加することにより、地域の自然と環境、そして伝統や文化を実感して食と農を体験します。生きる基本となる「食」と「農」の新たな発見を通して、それらを支える人々との交流は、子どもたちはもちろん、大人にとっても楽しい新鮮な体験となるでしょう。

■首都圏コープとJAささかみ

首都圏コープと JAささかみは1978年から産直の事業と交流を続けています。都市と農村をつなぐこの事業と交流は、環境を保全し持続可能な食料生産をめざす環境保全型農業、資源循環型農業へと発展し、「ゆうきの里ささかみ」から首都圏の消費者、生協組合員に安全でおいしい農産物が届けられ、首都圏からは田植えや稲刈り、田んぼの生き物観察等のツアーとして、たくさんの生協組合員や家族が「ささかみ」を訪れています。

また2000年5月、(旧)新潟県笹神村、JAささかみ、首都圏コープ事業連合の三者で「食料と農業に関する基本協定」を締結し、これにもとづく「食料と農業に関する推進協議会」を設置し、産直に関わるさまざまな事業をすすめてまいりました。今年は、この長年の取り組みが評価され、日本農業賞(主催:日本放送協会、全国農協中央会、講演:農林水産省)特別部門「食の架け橋賞」の大賞を受賞し、受賞記念の植樹を 2005年6月5日におこないました。




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