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掲載日:2005年8月8日

初の「公開確認会監査人講習会フィールドワーク編」を開催しました
8月5日(金)、パルシステムの産地、佐原農産物供給センター(千葉県)にて、「公開確認会監査人講習会フィールドワーク編」を開催しました。初めての試みとなるフィールドでの講習会に、「公開確認会監査人中級」を修了した生協組合員ら26名が参加しました。

小松菜のほ場で説明を受ける皆さんの画像 首都圏コープ事業連合は、食の安全の確保と、環境保全型農業の推進に向け、生協組合員が文字通り安心できる農産物づくりをすすめるものとして、産地での栽培や生産履歴を生協組合員と生産者がいっしょになって、公開の場で確認しあう「公開確認会」を1999年より全国の産直産地ですすめてまいりました。

 首都圏コープ事業連合では、公開確認会を充実させるものとして生協組合員、役職員、生産者を対象とした「公開確認会監査人講習会」を2001年より毎年、年度始めに開催してきました。2003年からは監査人中級講習会も開催し、レベルアップをはかっています。修了者は、各地で開催している公開確認会の場で監査人として活躍しています。

 8月5日(金)は、中級を修了した組合員ら26名が、パルシステムの産直産地である佐原農作物供給センターに集合しました。開会にあたって、首都圏コープ事業連合の野村和夫産直事業部長より「本日は初めての試み。中級の一環として、一歩踏み込んで実際にほ場に行きますので、ぜひ産地を見極める力をつけてもらいたい」との挨拶がなされ、続いて日本オーガニック検査員協会理事長の水野葉子さんより「監査の心構え、ヒヤリングの進め方」をテーマに講習を受けました。その後、参加者は「ねぎ」「ごぼう」「小松菜」「にんじん」の4つのグループに分かれ、各グループにそれぞれ生産者の方がついてくださって監査講習がスタートしました。

グループの発表風景の画像 最初に室内で栽培記録などをもとにヒヤリングをおこない、いよいよほ場に向かいました。ほ場では、監査講習に加えて、ねぎの皮むき、ごぼうの収穫、人参の播種なども体験させていただきました。

 次に、5つの重点調査項目である「土造り」「病虫害防除・雑草防除」「農薬に変わる作業・技術」「ほ場の状況」「基本作業・区分管理」にそって、監査内容をまとめ、グループごとに発表をおこないました。特に「農薬に変わる作業・技術」では、太陽光消毒、輪作の工夫、手作業による除草など、農薬の使用を抑えるためのさまざまな工夫や苦労を知り、「ここまでやってくれているのかと感動した」「ありがたく食べることができる」などの声が出されていました。

 講習会を通じて、佐原農作物供給センターの皆さんとの信頼がさらに深まる一日となりました。

資料
【公開確認会とは】

農畜産物の栽培、出荷、ほ場管理などの工程を組合員自身がチェックし、透明性ある栽培・流通体系を確認するしくみとして、1999年から実施している首都圏コープ独自の取り組みです。監査人講習会を受講した生協組合員も含む監査人が現地へ赴き、生産者にデータを公開してもらい、監査マニュアルに従い確認します。「公開確認会」を通して産直関係の絆や信頼をより強いものにしています。2004年度までに55産地で開催しました。

【公開確認会監査人講習会】

1. 目的

首都圏コープ事業連合の公開確認会に出席いただく監査人について、生協組合員、役職員、生産者を対象に監査人講習会をすすめています。監査人講習会の目的は以下のとおりです。

(1) 公開確認会の位置づけ・役割について理解する
(2) 生協産直を取り巻く情勢、状況認識について理解する
(3) 新JAS有機認証の法律的な知識や検査認証の技能を深める
(4) 栽培管理記録と各種書類の監査の仕方について理解を深める

中級監査人講習会では、以上に加え、さらに以下の3項目の講習をおこないます。

(1) 監査人として最低限度必要な法令知識を習得します。特に、新JAS法、農薬取締法等、法令要求事項の理解を深めます。
(2) 事業に必要な内部規定、生産工程管理規定、等を策定し、管理し、実践を評価できる技能を深めます。
(3) 契約事項、約束事項等、要求項目についてリスクを評価(分析)し、管理できる技能を深めます。
2. 受講対象者(監査人対象者)

首都圏コープ事業連合組合員・職員・生産者

※受講していただいた方は、公開確認会の監査人として各地域の確認会に出席していただきます。
3. 講習会修了者

初級講習会 中級講習会
2004年度 278名 96名
2003年度 313名 134名
2002〜2001年度 299名
890名 230名




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