首都圏コープ事業連合は、8月3日(水)、東京・千代田区のJAホールにて「戦後60年 平和の集い」を開催しました。当日は生協組合員のほか一般参加者も含め約250名の方にご来場いただき、海老名香葉子さんのご講演や、首都圏コープグループの会員生協の平和活動の取り組み報告を聞いたり、また平和活動に取り組むNGO・NPOの展示を見たりしながら、あらためて平和の尊さ、また、止むことのない紛争やテロ等の世界の現実について思いをはせました。
海老名さんは、東京大空襲でご両親、ご兄弟、ご家族6名を亡くされながらも「香葉子は強い子、明るい子」というお母様の言葉に励まされて辛い時期を乗り越えてきました。また、だんだんと東京大空襲の記憶が風化されていくなか、「なんとか若い人にも伝えていきたい」との思いから、東京大空襲の慰霊碑を建てられました。そのようなお話を、ときに涙ながらに、時に笑いまじえてお話いただき、会場では多くの参加者がともに涙を流していらっしゃいました。
またロビーでは、平和活動に取り組むNGO・NPO 8団体が、いまだ戦火・紛争の収まらないなかで、苦労しながら生活を送っている人々の現状を展示や物販を通して伝えていただき、こちらでもあらためて平和の尊さを実感させていただきました。
戦後60年という節目の年、参加者一人ひとりが、あらためて戦争について、平和について考えるつどいとなりました。 |