本文へジャンプ
ここから上部共通ナビゲーションです
パルシステムのトップへ戻る
パルシステムのトップへ戻る パルシステム加入のご案内トップページへ 資料請求する(資料請求フォームが開きます) お問い合わせ一覧ページへ サイトマップへ
ホーム > ニュース一覧 > ニュース
ここから本文です

ニュース 目次に戻る



掲載日:2005年6月15日

海を守る植樹活動に参加 「ふーどの森植樹ツアー」を開催しました
6月10日〜12日、北海道野付郡別海町で「ふーどの森植樹ツアー」を開催し、36名の組合員のみなさんが海を守り、豊かにするための植樹活動に参加しました。

植樹を終えて記念撮影をした参加者の画像 首都圏コープ事業連合は、6月10日(金)から3日間、個人対応型無店舗事業パルシステムの産直産地、北海道の野付郡別海町で「ふーどの森植樹ツアー」を行いました。
 今年で6回目となるこのツアーは、野付漁協が1989年から取り組んでいる植樹活動に参加し、地球環境と生命の源である海を守り、豊かにすることを目的としています。これまで6回で、約3,060本を植樹しました。

 今回の参加者は組合員のみなさんと役・職員の総勢36名。第1日目は漁協の歴史をお聞きした後、さっそくホタテの殻むき体験。漁協のみなさんに教えていただきながら、おそるおそる殻むきに挑戦しました。産地の方のように上手にはいきませんが、みな無事にはがすことが出来ました。むいたホタテはそのまま味見。新鮮なホタテのおいしさに一同感動しました。

地引網にもチャレンジした参加者の画像 翌日はウニの種苗センターを見学。指先にのるほどの小さいウニを見て、「育てる漁業」の一端を見せていただきました。その後、地引網、アサリ掘りの体験。大きな粒のアサリがざくざくと取れました。昼食は、漁協婦人部のみなさんが用意してくださった心のこもった食事をともに囲みながら交流しました。

 午後はいよいよ「首都圏コープ新ふーどの森」で500本の白樺を漁協婦人部みなさんと共に植樹しました。一人一人に名札を用意していただき、自分の植えた木がずっとわかるようになるとの事で、しばらくたって大きくなった木に再会しに来たいとの声もあがりました。

 最終日は、小雨の降るなか野付半島を散策し、豊かな自然を実感しました。この自然豊かな野付半島はラムサール条約登録に向けて準備をすすめているとのこと。あらためて北海道の自然の豊かさ、環境を保全する行動が求められていることを実感しました。植樹した木が、パルシステムと野付漁協との交流のようにゆっくりと、大きく育てばいいと思いながら、参加者一同、北海道を後にしました。

■参考


海を守る植樹運動

北海道の東端、野付半島と北方領土国後島に挟まれた野付水道海域は、冬の流氷がもたらすプランクトンにより、良好なホタテの生育域となっています。一方、豊かな海であっても、天然資源が無限でないのはホタテも同じです。年々、漁獲量が減少し、野付、別海、湾中、根室、歯舞の5つの漁協では、1974年から5年間にわたり一斉禁漁を余儀なくされたこともありました。この経験から漁民の間で生まれたのが「育てる漁業」です。資源量の調査から害虫駆除、稚貝放流など「資源管理型漁業」を行っています。

森林は、海水温度調節や土砂の流入を防ぐだけでなく、枯葉などの腐食でつくられる栄養分が海に流れ込むことで、魚の餌であるプランクトンを増やします。野付漁協では、婦人部を中心として1989年より「海と森はひとつ。海を守るには森から」「100年かけて100年前の海を取り戻そう」を合言葉に、野付湾に流れ込む川の両岸への植樹活動を行っています。首都圏コープ事業連合も、生協組合員から集まった「植樹基金」を元に、2000年より毎年植樹運動に参加しています。首都圏コープ事業連合、野付漁業協同組合、別海町森林組合が協力し、別海町内の野付漁協所有地(0.6ヘクタール)に「コープの森」を作り、白樺の木を中心にこれまで6年間で約3,060本を植樹してきました。


『海を守るふーどの森づくり基本協定』

・首都圏コープ事業連合、野付漁協、北海道漁連三者が提携し、2001年6月に調印しました。
・資源循環型漁業の発展を推進し、都市と漁村の人的交流等の事業として一層推進するために、首都圏コープ事業連合と、野付漁業協同組合、北海道漁業協同組合連合会の三者で締結するものです。
・三者は、首都圏コープ事業連合の『the ふーど』の産地である野付(のつけ)で、森をつくるための植樹活動を行い、地球環境と、生命の源である海を守り、豊かにすることを目的としています。
・三者の具体的な事業として、(1)苗木の購入と植樹活動を行う、(2)植樹した樹木の管理を行う、(3)その活動を、三者とともに町及び森林組合等の協力の下に実施する、(4)交流をはじめとした、その他必要な活動を行う、(5)資源循環型水産物と産直加工品の生産の推進を行うことを掲げています。
・協定の具体化は、この協定の目的に賛同する団体等で構成する「植樹協議会」を組織して行います。

*関連記事は以下のページをご覧ください。

社会的責任と生協事業 第4回 北の大地に育つ「コープの森」




このページの上へ戻る