首都圏コープ事業連合は、「産地へ行こう。」ツアーを開催し、命をはぐくむ食の生まれ故郷を訪ねる「体験」と「発見」を通して、産地生産者と生協組合員の交流を深めています。
今回のツアーには、生協組合員とその家族43名が参加し、パルシステムでおなじみの「房州あじさんが焼き」、「江戸前アサリ」の故郷、千葉県千倉と富津を訪れました。
ツアー初日は、千葉県立安房博物館を見学し、海で暮らす人の話や、今と昔の漁法について学芸員の方からお話をうかがいました。その後、房州ちくら漁協の蓄養所を訪れ、アワビやイセエビ、サザエが蓄養されているのを見学。資源を獲る漁業ではなく海を育てる漁業をあらためて実感しました。続いて海辺の岩場での磯遊びをし、夕食は海の幸を囲んで生産者との交流を楽しみました。
翌日は朝6時に出発して、白子港の魚の水揚げ作業を見学する予定でしたが、あいにく潮の流れが速くて出漁せず見学できませんでした。ちょうどカツオの調査船が入港していたので、獲れたてのカツオを目の当たりに見ることができました。その後、太陽の光が降り注ぐ富津海岸に向かい、楽しみにしていた潮干狩りをしました。「(昔を思い出して)とても懐かしかった」、「お天気にも恵まれ楽しかった」との声があちこちで聞こえました。また、昼食にでた「アサリの味噌汁」が大好評でした。 |